Track 6

草の絨毯、星の天幕(道房山キャンプ場でテント貼り→キャンプ)

;9/前遠 【かにこ】「よ――(呼吸音)(呼吸音)――っと。マスター。ポール通し終わった」 ;SE テントたて、ばさばさ 【かにこ】「で? ……わ――とっ……と――っ――お! おお! すごい! テントたったー!」 ;SE 環境音 市房山キャンプ場(夕方)F.I. 【かにこ】「そしたら? ……(呼吸音)(呼吸音)――あ、テントとポールをこのフックで止める―― んっ――」 ;SE カチ、カチ *4 ;9/前遠→;3/右→;1/前→;7/左 【かにこ】「ひとつ――(呼吸音)――ふたつ――(呼吸音) 次はこっちで――(呼吸音)――カチって――(呼吸音) で――(呼吸音)――んしょ――(呼吸音) これで――(呼吸音)――最後――(呼吸音)」 ;9/前遠 【かにこ】「ん、できた。次は――ペグうち……あ、ハンマーで釘みたいの地面にさすやつ。 うん。かにこやりたい」 ;SE ペグうち(継続) ;9/前遠→;3/右→;1/前→;7/左 【かにこ】「ん――っと――(呼吸音)(呼吸音)―― で、こっち――(呼吸音)(呼吸音)―― でもって、カンカン――(呼吸音)(呼吸音)―― ラストも――(呼吸音)――しっかり――(呼吸音)――っと、できた」 【かにこ】「あとは? (呼吸音)(呼吸音)――あ。うん。そっちいく」 ;SE 小走りの足音 ;9/前遠→;3/右 ;3/右 【かにこ】「で? (呼吸音)(呼吸音)――これ、フライシート。これのマジックテープを」 ;SE マジックテープ、とめる、剥がす、止める 【かにこ】「こう? あ、ちょっとずれてる、んと――(呼吸音)――こうか」 【かにこ】「全部やってくのね。わかった」 ;SE マジックテープ貼る作業。8箇所。失敗とかいってるところは剥がしてはりなおし 【かにこ】「ん……(呼吸音)(呼吸音)。 で、ぺたっと――(呼吸音)(呼吸音)。 なかなか地味な――(呼吸音)――あう、失敗した――ん――(呼吸音)――っと。 これで、半分――(呼吸音)(呼吸音)――よし」 【かにこ】「結構、簡単――(呼吸音)(呼吸音) なんだけど――(呼吸音)(呼吸音) それだけに――あうっ――(呼吸音)――ずれると、気になる。――ん~(呼吸音)――っと、これいいか。 で、ラスト――(呼吸音)(呼吸音)――できた」 【かにこ】「そうしたら? これを持ち上げながら歩いて、テント全体にかける。 じゃ、かにこまたあっちいって――」 ;SE 足音 ;3/右→;9/前遠 ;9/前遠 【かにこ】「いっせーので持つ。うん、やろ。『いっせーの』」 ;SE バサバサ、継続、 【かにこ】「これを――持ったまま――あるいて~――(呼吸音)(呼吸音)――かける!!! うんっ!」 ;9/前遠→;;3/右 【かにこ】「あとは……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――なるほど。またはしっことめて―― で、入り口のところまるめて――あ、そこはかにこやりたい」 ;3/右 ;SE 紐結ぶ。しゅる 【かにこ】「ここを結べば完成ね――(呼吸音)(呼吸音)――ん」 【かにこ】「できた。テント! 思ってたよりずっと簡単……だったのは」 ;3/右 (接近囁き) ‘ふふっ”で →;3/右(通常 【かにこ】「もちろんマスターのおかげだけど――ふふっ」 ;$=SE ブーツ脱ぐ 【かにこ】「ね、マスター。もうこれ中にはいっていいの? (呼吸音)(呼吸音)――ん。それじゃ、ブーツ脱いで……$――んしょ」 ;SE ジッパーあけ ;1/前(近い) 【かにこ】「え? あ、そっか。テントはいっったらすぐにジッパーしめないと、虫はいってきちゃうんだ。っと――」 ;SE ジッパー締め 【かにこ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――よし。で――」 ;1/前 ;環境音 テント内 【かにこ】「わ……(ぐるりとテント内を見回す息とニュアンス)――(むふーっと、満足した吐息)」 【かにこ】「いいね、これ――えへへ」 ;SE 手でテントの床、ナデナデ ;8/左前 【かにこ】「手触り……テントの下、綺麗に刈り込まれてる草の感触。すごくいい。自然のクッションっていう感じ」 【かにこ】「レンタルテントって便利。感動する。 寝袋も――(呼吸音)――ぼふぼふしてすごく柔らかい。 寝心地よさそうだし、入るの単純に楽しそう」 ;SE 動きあわせで、テント内を膝立ちで移動 ;8/左前→;1/前→;2/右前  【かにこ】「それに……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE テントの入り口のジッパーあける 環境音クロスフェードでキャンプ場夜(虫) ;3/右(顔、マイクと同じ方向。視線は上空) 【かにこ】「タイミングぎりぎりだったのが逆によかったね。 外、もう暗くなってて星が見える」 【かにこ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 【かにこ】「……綺麗」 ;3/右(近い) 【かにこ】「(じっと、無言で、星空をマスターと一緒にみる呼吸音。一分ほど)」 【かにこ】「……来てよかった。ハチロクさんと会えなかったのは、今でもすごく残念だけど―― でも会えてたら……きっと今のこの気持で、星空を見あげられてなかった」 【かにこ】「体験することの価値。その体験へのアプローチをできるだけ低くすることの意味。 適切なインフォメーションが、体験の質をどれだけであげてくれるのかの、実感」 【かにこ】「全部を北開道に――マスターとかにこの本当の経験として、言葉として、持ち帰れる。 ハチロクさんがたとえどんな素晴らしいお話をしてくれて――かにこがそれをどこまで受け取ったきになれたとして…… やっぱり、自分たちで経験して、自分たちで気づいて学んだことにはかなわないって――今のかにこは、そう思う」 【かにこ】「……あえなくて、最低限しかハチロクさんに甘えられなくてよかった。 もちろん次は――もし次にも機会がれば、そのときにこそ会いたい――!!?」 【かにこ】「ど、どうしたの? マスター。あ――虫? 虫! そかっ」 ;SE 慌ててテントのジッパーしめる ;1/前 【かにこ】「(そのニュアンスと息)――よし――っ!」 ;SE 両手で虫叩く 【かにこ】「……ん。退治もできた。これでテントからは締め出せたと思うけど……」 ;7/左(耳元) 【かにこ】「……マスター、刺されたの? ここ。薬塗る……っと、耳かきもしちゃおうか、一緒に」 ;7/左 【かにこ】「だってマスター、耳かき好きでしょ。かにこ普段は、耳かきしてあげる時間あるなら、北開道の鉄路復興のためにがんばりたいって思っちゃうけど」 【かにこ】「いまここで、そのためにできることなんてなんにもないし。それに――」 ;7/左(接近囁き) 【かにこ】「ハチロクさんには甘えてないけど――マスターには今日、結構たくさん甘えちゃったかなって思うし。だから、その恩返しに」 ;7/左 【かにこ】「耳かき。したげるからさ。かにこのお膝に、ごろんしていいよ」 ;環境音 F.O