オープニング Bar Envelopにようこそ
//タイトルコール
//以下ボイス位置:3
//読み:雪乃=ゆきの
【雪乃】
「うぃすぷ。バー・エンベローブ。あなたの耳に、やすらぎの時間を。バーテンダー・雪乃編」
【雪乃】
「……ようこそ、バー・エンベローブへ」
【雪乃】
「忙しい時間は過ぎて……いつのまにか、もう閉店のタイミング」
【雪乃】
「私は、少しやることがあってしばらく残るつもり。……そして、あなたもまだ帰らないでくれている」
【雪乃】
「いつも残るときは1人だけだから、あなたと一緒にいるというのは……少し、新鮮な気持ち」
【雪乃】
「きっと、私が店を出るまで、この感覚は消えない」
【雪乃】
「……店が閉まっても、夜はまだ続くから……この静かな空間で、どうぞ、ごゆっくり」
//※3~4秒の間
//BGM:バーっぽいもの:静かめのジャズ等:フェードイン:可能であれば第1弾・第2弾・第3弾と違うもの
//以下ボイス位置:9カウンター越し正面
//SE:氷をアイスピックで砕く音
【雪乃】
「――時間、大丈夫なの? もうそれなりに遅い時間だけど」
【雪乃】
「もう閉店の看板も出したのに……すっかり落ちついてる感じがするわね。このまま動かなさそう」
//SE:氷を落とす音:からん
//SE:氷をアイスバケツから拾う音:かちゃ
【雪乃】
「……ああ、一応言っておくけれど……帰ってほしいという意味ではないわ」
【雪乃】
「私もそれなりに残るつもりだし――ゆっくりしていていいから」
//SE:氷をアイスピックで砕く音:数秒
//演技依頼:5秒程度、氷を砕いている際の吐息をお願いします
【雪乃】
「……………………」
//SE:氷を落とす音:からん
//演技依頼:一段落ついたニュアンスの小さな吐息をおねがいします
【雪乃】
「ふぅ…………」
【雪乃】
「……どうしたの、そんなに私の手元を見て……いや、違うわね。私じゃなくて、氷を見てるのかしら」
【雪乃】
「どうして閉店したあとなのに、氷を砕いたのか気になっている――というところかしら」
【雪乃】
「……たぶん気付いているとは思うけど、今から1杯作るつもり。私が1人だけで残るときはいつもそうしてるの」
【雪乃】
「1人でカウンターに座って、他に誰もいない店の中でゆっくりと1杯……それが、いつもやっていること」
【雪乃】
「でも――今日はどうしてか、あなたがいる」
//SE:氷をアイスバケツから拾う音:からん
【雪乃】
「……付き合ってくれると解釈していいでしょう? まだ帰らないということは、飲み足りないということかもしれないし」
【雪乃】
「いつもなら1人で静かに……という流れだけれど、今日の私は少し違う気分だから」
【雪乃】
「たまには1人じゃなくて、誰かと飲むのも新鮮でいいかもしれない……そんな気分」
//SE:氷をアイスピックで砕く音:数秒
//演技依頼:5秒程度、氷を砕いている際の吐息をお願いします
【雪乃】
「……………………」
//SE:氷をアイスバケツに落とす音:からん
//演技依頼:一段落ついたニュアンスの小さな吐息をおねがいします
【雪乃】
「ふぅ…………」
【雪乃】
「……私がここに残るときに飲むのは、いつも決まっているの」
【雪乃】
「営業中にお酒を作るときは、ご希望を伺うのが当然だけど……今は閉店後」
【雪乃】
「それに、私に付き合ってくれるのだし――私と同じもの、飲んでみる?」
【雪乃】
「……ああ、別に珍しいものを作るわけじゃないわよ。割と有名だし――というか、あなたが注文しているのも見たことあるわ」
【雪乃】
「ただ、私の分は、少しいつもと違う作り方をするつもりだけど……」
【雪乃】
「ふふ……何を作ろうとしているか、気になっているみたいね」
【雪乃】
「それほど驚きはしないと思うけど……楽しみにしていて」
【雪乃】
「それじゃあ……まずはあなたの分から作るから」