Track 1

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キミさ……うちが耳かき、したげよーか?

//SE ひぐらしの鳴き声 //SE 教室のドアが開く //SE ゆっくりとした足音が近づいてくる //ダミーヘッド位置・3(右・近い) //声 ささやき 【星奈】 「……もしもーし。おはようございま~す……」 //SE 衣擦れ 【星奈】 「おっ。起きた。……はよっす。もう、放課後だよ」 //SE 足音 //SE 机の上に座る //ダミーヘッド位置・7(左・近い) 【星奈】 「どしたん、キミ。こんな時間まで……ぁもしかして、イジメ?  上履きを隠されて帰れない的な、古典的な状態ってまじ?」 【星奈】 「なんつて。普通に居眠りっしょ。ダメさ、寝るならお家で寝なー?  アレ。ぁもしかして家庭のじじょー? 結構ダークな設定背負ってるってまじ?」 *(左・近 から 「ぅわマジ~」正面・近 に移動しながら) 【星奈】 「ちゃうのん。そっかそっか。普通に疲れてるだけ?  ぅわマジぢゃん。目の下、クマすっげ。相当お疲れだね」 *(右・近) 【星奈】 「ぇ何シてたの昨晩。そんな夜ってやることある?  溜まってたドラマ見たとかそんなん?」 【星奈】 「あー! あれっしょ。アニメ。深夜やってるやつ?  知つてる知つてる。夜のアニメとか見てんだよね、時々話してるの知ってんよ」 【星奈】 「アタシもアレよ? アニメとか、超好きだかんねマジで。  ほら、あの……タイトル忘れたけど……海賊の奴とか、超読んだし」 【星奈】 「……ぉえ。あによその迷惑そうな顔は……。  うち、何か悪いことした?」 *(正面・近) 【星奈】 「てゆーか……マジで大丈夫?  顔色、超悪いけど……」 【星奈】 「……んー。いや、うちもね、友達待っててさ。  暇なんよね……うーん……だからー」 【星奈】 「あ、そだ。耳かきしたげるよ」 【星奈】 「あんね、癒やし部ってのに入ってんの。だから耳かきとか超得意だから」 【星奈】 「キミ、ちょっと癒やされた方が良いよ、うん。耳かきされっととろとろってするからさ。  少しはマシになるんじゃん? わからんけど、あはは」 【星奈】 「うん、決まり。うちが耳かきしたげる」 【星奈】 「じゃ、うちの部室一緒に行こっか。あそこ、ソファーとかあるけ」 //声 ささやき 【星奈】 「ほーら。固まってないで……さっさと行くよ?」

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