寝起きはおねーちゃーん
//SE 衣擦れの音
//ダミーヘッド位置・7(左・近い)
【金切】
「…………ふふ…………」
【金切】
「んー……? ぁ、……起きたみたいね…………」
【金切】
「もぉ。君、ねぼすけさん過ぎよ?
耳かきされて……こんな時間まで寝ちゃうなんて……」
【金切】
「ふふふー。人のこと、ちっちゃいとか見下す割に、
ほんとーにあまえんぼーなおこちゃまなんだから……♪」
【金切】
「……いや、見下すっていうのは物理的な話で……。
馬鹿にされてるとか……思ったことはないけれど……」
【金切】
「でも……君がこうして私のお膝を枕にして……。
それを私が見下すのは…………ひっじょーに……気分がいいわね…」
//声 ささやき
【金切】
「ほぉら……お姉ちゃん、しゅきしゅき~って言ってみなさい……♪
そしたら、い~っぱい、姉みを感じさせたげるわよー……♪」
【金切】
「んふー♪ なんていうか、まんぞくー……♪」
【金切】
「そっかそっかー。お姉ちゃんにいっぱい、アマアマできて嬉しいのねー……♪
うふふー。かわいいやつめー。うりうりー」
【金切】
「………………はぁ。私も三年生でもうすぐ卒業だし……。
大学に行ったら……今よりもっと会えなくなるし……」
【金切】
「それだけ……ちょっと寂しいわね……なんて……えへへ……」
【金切】
「うーん……君と……もっと一緒に居られる方法ないかしら……?
うちに養子に来たら、本当のお姉ちゃんになってあげられるけど……どう?」
【金切】
「それ以外だとー……そうね……」
//声 ささやき
【金切】
「私が君の……カノジョになれば…………もっと、一緒にいられるかもね……?」
【金切】
「んー……? ふふ……どうしたぁー……? 顔、真っ赤だけどぉ……♪ ……ね」
//声 ささやき
【金切】
「……どっちがいい……? 姉と……恋人……どっちがいい…………?」
//声 ささやき
【金切】
「おねだりしてくれたら……どっちでも……好きな方に…………なって、あげる…………かも?」
【金切】
「なんてね。えへ」