●エピソード01 尽くし系彼女の提案
ふぅ…。
ん?ため息?あぁ、違う違う、そんなんじゃないよ~。
キミの部屋に来てるから、緊張してるだけ…。
だってそうでしょ、私達付き合ってるとはいえ、
やっぱり緊張くらい、しちゃうんですよ~ なんてね、えへへへへ。
まぁ、自分でも、もうちょっと慣れてもいいとは思うんだけどね~。
ここでキミが寝たり、本とか読んでリラックスしたり、私が見たことない表情とか、いっぱいしてるんだろうな~って
改めてそう考えると、緊張してきちゃう、ワケなんですよ。
大好きな人、だからねぇ…ふふふふっ。
キミが喜ぶのなら…私は、なんだってしてあげたいって、思っちゃってる、くらいなんだから…。
ほ、ホントは今だって…すぐにイチャイチャしたいって、思ってるんだけど…。
自分から行くのは、ちょっと強引かなって、思ったりとか…。
ごめん、ごめん…やっぱりちょっと…まだ緊張してるみたい。
どうやったら慣れるんだろうね~…ドキドキするのは、しょうがない気もするけど…。
その、キスとか、してみる…?
あは、な、な~んて…。
んっ…ちゅっ…ちゅっ…ちゅぅっ…。
んぁっ…は…キス、しちゃった…。
うぅ…ドキドキもっと、速くなっちゃうよ…。
嬉しいのと…恥ずかしいので、胸がいっぱいになっちゃってる、感じ…。
はぁ…ふぅ…えへへ…。
で、でも…こういうのにも、私は…慣れていきたいな…。
まぁ、焦ってもしょうがない、んだよね?
ん?トイレ行ってくるの?
うん、いってらっしゃい。
本棚の漫画とか読んでもいいんだよね?了解だよ~。
うっわぁ…こんな、こと…しちゃうんだ…。
すっごいなぁ…。
あっ…おっ、おかえりっ!
思ったより、早かったねっ!もうちょっとゆっくりしてくるかと思ってたよ。
あれ?私、何言ってんだろね?はは、ははははは…。
あっ…ちょ、ちょっと待ってっ!。
ああ…その、ごめん、ね。
何かいい本ないかな~って探してたんだけど、ベッドの下の奥の方に、見えたから…。
その…引っ張り出して、見てみたんだけど…。
えぇと…ねえ? キミは、こういうのが好き、なの?
その…男の人が、女の人にイジめられてる、というか…責められてるというか…。
足とかで、おちんちん、踏まれたりして、興奮してる感じ?
私、こういうの、全然、知らないんだよね…その、興味がないワケじゃなくて…。
キミがこういうのが好きでも、別にいいかな…って感じなんだよね…。
えっと、ね、私は、キミがしたいと思うことなら、なんでもするよ。
だからその…えぇと…キミがこの本みたいなこと、されたいって思ってるなら…
私が…やってあげようか…?
こういうの、好きだから、こんなエッチな本持ってるんでしょ?
私は、キミの彼女だからさ…キミがやりたいなら、全然、してあげても…いいよ。
うん、じゃあ…私…がんばるね…。