諸注意
【茜】
「さて、諸注意を最愛の妹であるあたしが……」
【葵】
「茜? なんだか今聞き捨てならないことを言ってた気がするんだけど……最愛の……?」
【茜】
「妹! そう、お兄ちゃん内妹ランキング想定第一位のこのあたしが! 諸注意なんてしてみちゃったり?」
【葵】
「臆面も無く言うわね、ちょっとはひるんだりするのかなぁ、って思ってたけど……でも、最愛の、というのはちょっと放置出来ない発言よ? そんな事言ったら私は……」
【茜】
「え、お姉ちゃんはお兄ちゃん内姉ランキング想定第一位でしょ? いわゆる最愛の姉?」
【葵】
「? えっと、茜が何言ってるのかお姉ちゃんにはちょっと理解出来ないんだけど……どういう事?」
【茜】
「つーまーり、妹の中で最愛はこのあたし! そして姉の中での最愛はお姉ちゃん! ほら、これで最愛の妹、姉っていうのが無理なく両立するでしょ? あたし、頑張って考えてみました!」
【葵】
「……ふふ、そうね。言葉のマジックというか、ちょーっと屁理屈っぽいけど、そういう事なら私も納得ね」
【茜】
「と、お姉ちゃんが納得したところでいい加減諸注意、いっきまーす! ちゃーんと聞いておいてね? まーず、この作品はフィクションです! 登場する人物とか団体とかそれっぽいのもぜーんぶ架空の物ってね!」
【葵】
「次に本作品はアダルト作品です。未成年の方の視聴・ご購入はお控え下さい。また、作中ではそういう音声が流れます。聞く時は周囲の環境、音漏れに十分にご注意下さい」
【茜】
「最後に、この作品はいわゆる近親相姦でハーレム物な感じです。別に犯罪行為とかじゃないけど、世間一般的にえーー、っていう内容なのであらかじめご了承下さい……まぁ、世間がどうとか関係無いけどね! お兄ちゃん、LOVE!」
【葵】
「マイノリティーなのは理解してるけど、甘えさせたくなる雰囲気を出してるあなたが悪い、ってね……ふふ、まぁ、良い悪いは冗談にしてもそれくらいで止めるなら最初からしないわよね」
【茜】
「そういう事! 姉妹の絆は固いのだ! ……うん、たまーにお兄ちゃんとイチャイチャする順番とかでギスギスする事もあるけど」
【葵】
「それだけ好きって事だから良いじゃない。最終的にはみんな仲良く、っていうのもお約束だしね、ふふ……じゃあ、そろそろ始めよっか……」
【葵】
「甘やかしたい姉と」
【茜】
「甘えたい妹と」
;揃えて
【葵】
「お外で遊ぼ?」
【茜】
「お外で遊ぼっ」
;3秒程度間