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第1章

「――あなた。はい、鞄。車には気をつけてね。 ん? ええ、今日は病院へ行く日よ。 ……大丈夫。今度こそ、きっと良い結果をもらえるわ。 ほら、そんな顔しないで? ネクタイ曲がってるわよ。ふふっ。 不妊治療は夫婦で協力するものでしょ? あなたが妊娠をさせにくい体質なのは仕方ないんだから、何も気に病むことなんてないわ。私の方にも全く問題がないってわけじゃないんだし……ねっ? さ、シャキッとして! そんな顔じゃ、会社で笑われるわよ。あなたは私を妻にした人なんだから、もっと自分に自信を持って? イギリスから日本に来て、ここであなたと知り合って、結婚して……私は今とっても幸せなんだから。あとは、子供だけ……ふふっ。 それじゃ、あなた、行ってらっしゃい――……ちゅっ♥」  私はキスを交わして夫を見送り、それから、行きつけの産婦人科病院を受診しました。  初めまして。私、野々原メアリーは日本在住のイギリス人です。小さい頃から日本の「大和撫子」にあこがれて、お淑やかになろうと、茶道を勉強するため日本にやってきました。今は京都の街で知り合った夫と結婚し、茶道、そして妊活に励んでいます。  でも、私達にはなかなか子供ができませんでした。夫の精子に重大な問題があり、私の卵子も元気な精子でないと受精しにくいということが、1年程前に判明しました。  それから、私達は不妊治療を始めました。しかし、治療はなかなかうまくいかず、今回もダメそうだとお医者様に言われるたび、夫は自分が悪いんだと悲嘆に暮れるようになりました。  しかし、そんな私達にも、今日ようやく待ちに待った検査結果が訪れました。  今までにないくらい私の受精環境が良く、今なら夫の精子でも受精ができるだろうと、お医者さまが太鼓判を押してくれたのです。  不妊治療を開始してからというもの、受精環境を整えるため、私達はセックスを禁止されていました。だから、今夜……そう、今夜、私と夫は1年ぶりに結ばれるのです。  私は思わずとびあがって喜びました。仕事から帰った夫にそのことを伝えるのが、私は本当に楽しみでした。  さて、これからお話しするのは、そんなハッピーな出来事の直後、私の身に降りかかった、ある悲惨な出来事です。  病院帰り、道で煙草のポイ捨てをした男を私は見かけました。彼の名前は「金村武雄」様といいます。  日本という国が大好きだからこそ、その日本を汚そうとする人間を、私は許せません。こういったモラルに欠けた現場に遭遇したとき、私はいつも注意をするようにしていました。  そこで、私は武雄様をお叱りいたしました。 「――こらっ! ダメでしょ、ポイ捨てなんかしちゃ。貴方みたいなマナーに欠けた人がいるから、この日本はどんどん落ちぶれてきたのよ。貴方ね、いい歳をして、私みたいな外国人に叱られるなんて、恥ずかしいと思いなさいっ!」  武雄様は私をお睨みになりましたが、私は少しも怯みませんでした。吸い殻を拾いあげて、彼の手に握らせます。  そこから去っていくとき、「ああ、今日も良い事をした。こういった日頃の行いが報われて、私達の不妊治療は成功したんだ」と、そんなふうに思って、私はとても清々しい気持ちでした。 でも、悲劇はそこから始まったのです……。  武雄様はどうやら私の後をついてきていたらしく、自宅を突き止められた私は、宅配便を装った彼に気づくことができませんでした。私はまんまと玄関を開け、彼とその仲間を家に入れてしまったのです。  武雄様はジャパニーズ・マフィア……いわゆるヤクザでした。スタンガンを押し当てられて動けなくなった私は、手足を縛られました。ゴミ袋に詰めこまれ、車のトランクに載せられて、処刑場送りにされました。  そこはどこかのラブホテルのようでした。  私はそこで武雄様達にお仕置きの集団リンチをしていただきました。  叩かれたり、殴られたり。失神するまで首吊りの刑にされたり、再びスタンガンで動けなくされたり。私は恐怖で胸がいっぱいになり、おしっこを漏らしてがたがたと震えました。  どうやら武雄様は、私の金髪や白い肌、おっぱい、お尻などに欲情をされていたようです。  自慢ではありませんが、たしかに私は美人だとよくいわれます。また、男好きのするむちむちボディだ、抱きたくなるような良い女だと、色んな男に言われてきました。  日本人の殿方はみんな、私を見るとオチンポを硬くしてしまうようです。武雄様もその例には漏れません。  そんな私を全裸にさせて、武雄様は「今からお前をレイプする」と仰いました。 「――そっ、そんなっ! どうかお許し下さいっ! ようやく治療がうまくいって、夫の精子でも妊娠できる状態になったんですっ! こんな状態で夫以外の方とセックスしたら、100%妊娠してしまいますっ! 夫のために準備したぷりぷり卵子だけは、どうかお見逃し下さいませっ――!」  私は全裸土下座で懇願しました。すると、武雄様は私の頭をぐりぐりとお踏みになります。  そして、私の白い体を見ながらお召し物をお脱ぎになると、夫のモノとは比べものにならないような、英国美人妻極悪処刑用のバキバキデカチンポ様を、私の前にぶらさげられました。  こんなオチンポ様にレイプをされたら、私は妊娠確定です。絶対に、種付けレイプだけは避けなくてはなりません。  夫のための卵子を守るため、私はどこまでも無様に媚びることを決意しました。  そして、私のド変態媚びまくりフェラが始まったのです――。

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