■ トラック4 『ねぼすけ後輩』
//ダミーヘッド位置・3(右・近い)
【塔子】
「(寝息、20秒ほど)」
//SE 寝返りを打つ
【塔子】
「…………んっ」
//SE 揺り動かして、起こす音
【塔子】
「…………ぅにゅ…………むみゃぁ……なーに、ママ…………あと五分寝かして…………」
//SE 揺り動かして、起こす音
【塔子】
「もぉ……なーに……? 朝ごはん、要らないからぁ……。
おねがい、ままぁ……」
//SE 揺り動かして、起こす音
【塔子】
「わかった……わかった……もう起きるってばぁ…………んっ……」
【塔子】
「…………んぅうう? ほわたぁ! ここどこ……っ。
あなた誰? あ、先輩か。そうだそうだ。確か、先輩に耳かきしてもらって……」
【塔子】
「Oh……めっちゃ夜やん……」
【塔子】
「もー、起こしてくださいよー先輩ー。
…………いや待てよ。何回か、起こされたような……。
そんで……無視して寝たような…………」
【塔子】
「……先輩、耳かきウマいんすね。私、骨抜きにされちゃいました♪
いやこれは自分の失態をお世辞でごまかしてるわけじゃなしに」
//SE ベッドから立ち上がる
【塔子】
「んっ! んーーーーーーっ!!(背伸び)」
【塔子】
「リラックスして寝たからか、気分良いっすわぁ……」
【塔子】
「いやー、ありがとうございます。中々、よきダラダラでした」
【塔子】
「もしかしたら先輩は、同士やもしれんっすね。
ダラダラ仲間。うん。先輩って、耳かきされて寝るのとか好きっしょ?」
【塔子】
「ダラダラ好きは惹かれ合うんすねー。
先輩の事まだあんまし知らないけど、なんか仲良くなれる気がするっす」
【塔子】
「ぅ……お腹へったなぁ……。先輩、ファミレスとか行きません?
なんかおごってくださいよぉー。私、金欠なんっすよー」
【塔子】
「そこで、同じ学校の生徒同士、親交を温めましょう」
【塔子】
「私、パフェたべたいなー。ねー。頼りがいのあるせんぱいー。
ハンバーグとポテトもたべたいー。ねー。ねー……?」
【塔子】
「え? 良いの? やーりっ。や、さすがっす先輩!
懐広い! 器大きい! かっこいいー! ゃん、これはモテですよー!」
//声 こっそりひとりごちる感じでお願いします。
【塔子】
「……ふへへ。ちょろいぜこの人。
良きダラダラには、人たらしスキルも肝要ってねー」
【塔子】
「ぇ? いやなんにもあーりやしませんよ?
ふふ、それより行きましょうよー先輩ー。ほら、はやくはやくー」
//声 ささやき
【塔子】
「私、先輩と……いっぱいおしゃべりしたいっすー……」
【塔子】
「……へへ。ほーら。おねぼけはおしまいっすよ。
さあ、夜の街に繰り出しましょ!」