0. プロローグ 告白
SE:本をめくる
SE:足音止
【声:中央普通】
ふうん・・・今日の本もいい内容だなあ。
って、あれ?あなた、いつの間にここにいたの?
ごめんなさい。私ったらすっかり本に夢中になってて
あなたのこと気づかなかった。
えっと・・・確か同じクラスだったよね?
あはは、私のことなんて影が薄くて知らないだろうけど。
//知ってるよ
SE:隣に座る
【声:右普通】
え?知ってくれてたの?あなたみたいな人珍しいね。
SE:本を閉じる
それで、私になにか用だった?だって、用がなきゃ隣に座ったりしなくない?
ほかにも席は空いてるんだし・・・。
話したいことがある・・・?ふうん、そうなんだ。
どんなこと?なにか相談ごとだったり?
//首を振る
違うの?それじゃあ・・・なんだろう。教えてくれる?
間2秒
黙ってちゃなにが言いたいのかわからないし、
私も本の続きを読みたいんだけど・・・。
話せないなら今日はもう帰ってくれる?私、読書したいから。
SE:椅子が動くガタッ
え・・・っ。急に立ち上がってどうしたの?
もしかして怒った?
確かにちょっときつく当たりすぎたかもしれないけど・・・
その・・・もしそうならごめんなさ・・・
SE:布ずれ
//君のことが好き!・・・私のことが?え?好きって、あの恋愛感情の・・・すき?
SE:布ずれ頷き
ええ・・・。私のことを?あなたって変わり者だね。
それで、付き合いたいってこと・・・・?
SE:布ずれ頷き
ふうん・・・そっか。本当に変わった人だね。
私なんか・・・あ・・・そうだ。
じゃあ、私のお願い聞いてくれたら考えてみようかな。
お願いって言うのはね、この本。
この本、実は官能小説なんだ。と~ってもえっちなお話でね、
私、官能小説に書いてあるえっちなこと、
ずーっと試してみたいと思ってたの。
で、今あなたが目の前にいる。しかも私に告白してきた。
こんなチャンス二度とないと思うんだ。だって私影薄いし。
【声:右囁き】
だからさ、この本に書いてるえっちなこと、実験させてくれない?
SE:布ずれ【声:右近く】
ちゃんと実験させてくれたら付き合うかどうか考えてあげる♡
ねえ、どうする?・・・っていっても、
私とえっちなことできるなんて、拒否する理由ないよね?
考えただけでどきどきして興奮して、勃起しちゃうんじゃない?
SE:布ずれ
うんうん、そうだよね。
好きな子とえっちなことできるんだもんね。
素直なあなた、嫌いじゃないよ。それじゃあ、始めよっか♡