■1海だよお兄ちゃん
遥】...ほら、お兄ちゃんっ、早く早く!海、ばり綺麗かよわぁ...。陽の光が当たって、キラキラしとーね...それにしても、夏休みだけあって、すごい人やね...。はぐれたら、迷子になりそーやん...でも、うちの側にはお兄ちゃんがおるけん、安心...やもんね。今日は、うちの事ずっと離さんでよ?...ふふ、頼りにしとーよ~、お兄ちゃん疲れたけん、もう動けん~とか、ならんでよ?今日は、いっぱい予定があるっちゃけん...って、今日何するか、ちゃんと憶えとーと?もう、忘れんでよ~まずは海で遊んで、そのあと、海の家でお昼ご飯夕日が出てきたら、近くの旅館に泊まって、一緒に温泉...やろ?うち、この日が来るのを楽しみにしとったとよ?なのにお兄ちゃんったら......え?......そ、そう...なん?でも、いくらうちの水着姿が楽しみやけんって、他のこと忘れるのはダメばい前なんて、自分の誕生日も忘れとったし...まあ、それだけうちのこと意識してくれるのは、嬉しいけど...ふふ。お兄ちゃん、そんなに待ちきれんと?
2じゃあ...そろそろ着替えよっか更衣室までは一緒に、手を繋いで行こうねほら、ぎゅぅって、しよ......んやっぱり...お兄ちゃんの手、大きくて...ほっとするあぁもう、何ニヤけとーと?うちは、お兄ちゃんの恋人なんよ。ちゃんと手を繋いで、周りにアピールしておかんとねうちは、お兄ちゃんのモノだって。ふふもちろん、お兄ちゃんだって、うちのモノやけんね?他の女の人には、絶対に渡さんけん...なんて、大丈夫ばい。お兄ちゃんはそういうことせんって、うち、信じとーけん...さ、早く行こうちの水着姿、楽しみにしとってね?ふふ