Track 6

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【癒しの添い寝:女将と娘】

(虫の声:BGM) (コンコン) 夜分に大変失礼致します。 (扉音) 夜も更けましてそろそろご就寝の頃や思いますけども、 山百合の間にのみ付帯のサービスのため、ふたたび参りました。 此度のサービスは、添い寝、どす。 湯女と同じく、山百合の間のお客様のみの限定サービスどすが、 添い寝は、お一人でご利用のお客様にのみに提供させていただく、特別のサービスにさせていただいてます。 (むつみ)お客様、こんばんは。もみじ舟では大変お世話になりました。むつみです♪ 添い寝のサービスは、湯女とおなじう、私、女将一人で行うもんなんどすが、女将見習いのこの子が、どうしても、いうもんで…。 後学のためにと連れて来たんどすが、添い寝は…二人でも構いませんやろか? よろしおすか? おおきにありがとうございます。 (むつみ)ありがとうございます♪ ほな、むつみさん、先にお布団を温めとおくれやす。 (むつみ)へぇ。わかりました。 お客様のお優しいお気遣い、ほんまに心より感謝どす。 あの子にとって、良い経験になるぅ、思います。 その肝心の添い寝なんどすけど、 お客様に真ん中に寝ていただいて、その両脇に私共が失礼して川の字スタイルにさせていただきたい、思うのですけど、よろしおすやろか? それにしましても、本日はお疲れにならはったん違いますか。 百合野はいかがでしたやろう。 むつみが船頭のもみじ舟はご満足いただけましたやろか? ウチに内緒でなんやら、独自のお癒やしをしているような話を小耳に挟んだんどすが…。 特に問題なく? 紅葉を堪能していただけました? (心底ほっとして)そうどすか…、そうやったら良かったんどすが。 まだまだ半人前やと思(おも)とりましたが、いつの間(まー)にか、成長しとるんでしょうか。 親としましては、嬉しい限りどすが。 ふふ。 これでは、親ばかですね。 申し訳ありまへん(笑)。 で、では、 そろそろ、温もうた頃合いですやろうし、ベッドに参りまひょう。 むつみさん、ご苦労様え。 (むつみ)いえ、お気遣いおおきにですっ。 お客様、どうぞ、むつみの左…、ベッドの真ん中で横になっておくれやす。 (衣擦れ音) ウチは、お客様の右に…、 失礼致します…。 (衣擦れ音) あぁ…。 これは…。 ええ感じにぬくとなって、えらいよろしおすなぁ。 (むつみ)女将さんの言わはった通り、一生懸命、ぬくとぉしときました♪ ふふ。 人肌の温(ぬく)み程、ええもんはありまへん。 せやけど、これは、ほんまに…心地ええ。 いかがどすやろ…お客様。 (むつみ)ママ…。 今は女将ですやろ、むつみ。 (むつみ)申し訳ありまへん。けど、お客様の体も、ぬくとぉて…とってもええ感じなんです…♪ …っ? ほんに…。 まぁ…。 …。 けど…少ぉし待とくれやす、 それ以上に…、なんて言うたらええんでしょう…。 お客様には…、 まるで…抱き枕のような? そんな…安心感を感じますねぇ…。 (むつみ)あぁ! ほんまや…。 思わず、密着したなるような…。 (むつみ)なんともいえず…ギュってしとなる…。 不思議な魅力…。 これほど自然に安心感を得られるお方やなんて…めったにお目にかかれしまへん…。 (むつみ)ほんまに…♪ 人は抱きつきながら眠ると、安心感を得られる、いいますけど…、 ほんまに…、その通りどすなぁ。 ギュッと抱きしめさせてもろとると…、心地ええ。 (むつみ)ママのお腹の中にいた時みたいな…安心感…。 ギュッと抱きしめるほど…心地良うなる。 (むつみ)守られとるような…安心感…。 グッと染み入る…心地良さどす。 (むつみ)無意識の…安心感…。 病みつきになってしまいますなぁ…。 (むつみ)ふあぁ(あくび)…。 圧倒的…安心感…。 (むつみ)なんや…まぶたが…重うなって…。 抱き枕でもあり、子守唄のような…存在。 (むつみ)もぉ……あかん。 まどろみの…存在。 (むつみ)ようおやすみ…やす…お客…様。 まどろむ…。 (むつみ)すぅ。はぁ。(以下寝息) 幸せ…。 意識が…。 とろける…。 とける…。 いしきが。 いしき。 いし。 い。 ぃ。 …。 ……。 すぅ。はぁ。(以下寝息) (寝息リピート:10分) (寝言) (むつみ)ぉ客様…、百合野に…お越しいただきまして…ほんまに…おおきに…ありがとう…ござい…ました…。 またの…お越しを…心より…心より…お待ち申し上げ…とります…。 (むつみ)ちゅ。 チュ。

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