5.夏休みの終わり
あれ
起きてたんだ
いつからそうしてるの?
ねむれなくなっちゃった?
夜になると
なんだかずいぶん涼しくなってきたね
もう夏も終わりかー
ん?
どうしたの?
何か考え事?
もしかして
戻りたくなっちゃった?
んふふ
なんでそんな顔するのー
いいんだよ
いろいろ考えてくれたんだよね
ふふ
そっか
言ってくれてありがとう
んーん
君がそうしたいなら
そうしよ
私はちょっとさびしいけど
君には君の生活があるもん
それにね
元の生活に戻っても
私が君のこと応援してる気持ちは変わらないから
ふふふ
君がまたどこか遠くに行きたくなったら
私がいつでも連れ去ってあげるし
本当だよ?
またさ
ね?
君が疲れちゃったり
がんばる気がおきなくなったら
すぐ駆けつけちゃうんだから
君ががんばってるところも
後ろから応援してるからね
ふふふ
ちょっと笑ってくれたね
そうだよ
私はどんなことがあっても君の味方
そうやって笑ってくれたら
私だってうれしいんだから
ふふふ
私はどんなことがあっても
君と過ごしたこと、忘れないよ
じゃあ
帰る準備しよっか
といっても
たいして荷物はないんだけど
ふふふ
ねぇ
そのさ
帰るまでの間
手
つないでもいい?
ふふふ
君と一緒にいすぎたせいで
君のこととっても好きになっちゃったみたい
ふふふ
安心
じゃあ
帰ろっか
っと
その前に
ちゅっ
ふふふ
びっくりした?
あれ
ちょっと慣れちゃった?
面白くないのー
ふふふ
よし
帰ろー!
君との生活
とっても楽しかったよ