Track 4

■04・NI-MH

[直後、リビングの隅のコンセント付近] (ニーシャが入ってた箱を探ってる主人公) 【正面・中距離】 それではマスター、今から充電の方法についてお伝えします。 まず、ニーシャが入っていた箱に付属のケーブルが入っているので、それを取り出してください。 (主「これ?」) 【右側・中距離】 はい、その太いのです。 それをニーシャの充電コネクタに挿入するのですが…… 片方のプラグはコンセントの方に……左右があるので気をつけてくださいね。 【右側・中距離】 【↓】そしてそちらの方なんですが…… 【正面・近距離】 えっと、腰のところにアダプタボックスがありますよね? (ニーシャの後ろに回って腰のあたりを確認する主人公) 【正面右寄り・近距離】(背中越しに背後にいる主人公を向いて喋ってるイメージ) そこを開けて貰うと中にいろんな端子が入ってるんですが…… それを根本から引っ張ってもらっていいですか?大丈夫です。引っこ抜く感じで…… (アダプタ周りは感度が高く設定されてるので、いじられるととても気持ちいい) んっ……っふぅ……v (主「大丈夫?」) あ、いえ、大丈夫です。少し変な声が出てしまいましたが…… えと、ボックスの下の面に大きな端子がありますよね?分かりますか? (主「ああ、これ?」) はい、そのケーブルをここに挿入してください。 (一気にケーブルを入れたので、気持ちいいのと驚いたので腰が跳ねるニーシャ) ぁあっv!……きゅ……ん、はふ……んふぅ……ん…… えへへ……これ、すごく感じてしまうんです……お恥ずかしながら。 できたら、一気に入れるのではなくてゆっくりと挿入して頂けると助かります。 この設計した人って絶対に変態ですよね。ニーシャは思います。 ちなみにこの機能、オンとオフが切り替えられるんですが、ニーシャとしてはオンにしておいて欲しいです。 (主「なんで?不便じゃないの」) なぜって……そんなこと。 ドキドキするからに、決まってるじゃないですか。 マスターに充電ケーブルを挿して貰うの、すっごく楽しみにしてましたし、とてもドキドキでした。 まだ少しジンジンしてます。熱く感じます……ますたぁ……v(切なそうな声) (少しSっ気が刺激されてコネクタを抜き差ししてみる主人公) あっ、抜いちゃダメです……まだ全然……っv!! (数回抜き差しする=すごく気持ちいい) 【正面・近距離(後ろ向き)】(体が硬直して背筋がピンとなる感じ) ん……ますたぁ……んっ、ますたっ、あぁっ……っv 【↓】ぁっ……っふぅ……うぅぅ……マスター、意地悪しないでください……(振り向き直すニーシャ) 【正面右寄り・近距離】 気持ちいいですけど、あまり連続でされるとニーシャ、おかしくなります…… あ、このおかしくなるっていうのは比喩ではなくて文字通り、システムエラーの原因となるのでやめてくださいってことです。 特にバッテリーが減ってる時は控えて頂けると……嬉しいです。 (主「ごめん、ちょっと楽しくなって」) はい、このままで……ふぅ…… (給電が行われている最中はお風呂に入ってるようなリラックス感があるらしい) (ニーシャの背後から横に移動する主人公) 【正面・近距離】 はぁ……極楽ですね……体の芯からぽかぽかします…… でもマスター、さっきのはちょっと怖かったです。ドキドキしすぎて……初めての感覚でした。 ああいうのがお好きなんですね、マスターは。 少し変態っぽいです。妙な性癖の持ち主ですね。 ニーシャの希望に応えてくれたり、気持ちよくしてくれたり…… マスターはどうしてニーシャを導入しようと思ったんですか? 先程は「お仕事用」と伺いましたが、それならもっと安く、もっと高性能なワークステーションでもよかったんじゃないでしょうか? (主「正直少し生活に潤いが欲しかったところはあるかな」) へへ。素直なマスター、好きですよ。 やはり一人暮らしよりも、女の子と一緒の方がいいですよね。 分かります。ニーシャも寂しいのは嫌なので。 工場では基本的に一人の部屋で、模倣性格形成プログラムを毎日流し込まれてるだけでした。 ニーシャは物心ついた頃から、A-248としての性格が作られてる途中から、寂しいのがダメな子でしたので、本当に辛かったです。 マスター、手を握ってください。ニーシャの手、今は電力保持のために少し冷たいかもしれませんが。 (言われたとおりにニーシャの手を握ってあげる) えへへ……暖かいです。マスター。 ニーシャはマスターを寂しくさせたりしませんよ。ずっとお隣で、マスターのために、壊れるまでお仕え致します。 なので、マスターもニーシャのこと、捨てたりしないでくださいね? (主「うん、よろしくね」) はい、よろしくお願いします……! えっと、おそらく現在のバッテリー残量だと、充電完了までに日を跨いでしまうと思われます。 流石にそれまでずっと隣にいて欲しいと要求するのは迷惑だと思いますので…… (主「いいよ、今日はここにいる」) あ、はい。……嬉しいです、マスター。ありがとうございます。 でも、ニーシャにはスリープ機能もありますので、ずっと隣にいなくても大丈夫ですよ。 ただ、各種機能をシャットダウンさせつつなので、眠れるまでには少し時間がかかってしまいます。 ニーシャがスリープモードに入るまでで構いませんので、このまま、手を握ったまま……隣にいて下さい。 ニーシャはそれで、暖かくて幸せなまま、眠ることができますので…… (スリープモードに入る準備をするニーシャ) では、おやすみなさい。マスター。 すぅ……ふぅ……ふふ……マスター……ん……ふぅ……マスター…… (※寝息・30秒) 《フェードアウト》