3.セッティング図書室
おー、君かぁ。ふふふふ~、一歩遅かったね。今日の椅子取りゲームはあたしの勝ち。この本棚の陰こそ、マイフェイバリットスペース♪最高の座り心地ですなぁ、ふはは。んぅ~?座りたそうな顔してるね?ここ、落ち着くもんねぇ。入口からも外からも隠れてるし、まあ、ほとんど誰も来ないけどさ。......。......相席するか?あははッ。冗談だよぅ冗談。......ちょっと、何その切なそうな顔。私と密着したいの?......ん~、どうしよ?別にいいんだけどさぁ?人目もないし。閑散というかもう、無人空間だよね。いるのはほら、あそこの、置物クソ図書委員だけ。......する?したい?......おっけ。ちょーっと待ってて。「やほー」「んぁ?どしたの」「いやぁ、ほんっと誰も来ないじゃん?受付、私代わったげようか?いつも見てるから、やり方分かるし」「えっ、いいのッ!?ああっそういや今日、顧問も休みなんだ......。いやぁ悪いねぇ悪いねぇ。よろしくね、ヤビツさ~ん♪」「はいよ~♪」......お待たせ。ほんっと、真面目の「ま」の字もないな、あのクソ女。まーあ?図書室でやらしー事しようとしてる私達も、ひとの事言えないか。あはは♪不安そうだな。へーきへーき。万が一誰か来ても、すぐやめりゃいいでしょ。クスッ♪だ、か、ら、......スケベな事、し放題だぞ......?クククッ。おいおい。余裕なさそうな顔しやがって。もう発情してんの?......ぷぷっ。あーあ、私の彼氏サマってば、発情期の獣かよ。こえ~、マジこえ~。あんまり声出すなよ。お前、いつも声がでかいんだよ。こっちが泣きたくなるような情けない声でさ。んぇ?......う、......ッ......。......――ないよ。っさいな!ブラつけてないって言ったの!......あッ。うわ。やばっ。ちょっと声響いた......?あ、ぅぁ、本当に誰もいないよな......?ふぅ。......ああ?別にいいじゃん。隠したらダメ~とか言わなかったろ?なのでばっちりカーディガン着させてもらいました~。ツメが甘いなぁお前は。......、......ん。......おい。あんまり見んなよ変態。ひあッ。ちょッ馬鹿......引っ張んな......!う、ぁ。......う、うるさい......、そんな、つけてないんだから当たり前だろ......!いッ......た、勃ってなぃ......し......。
お、お前こそさぁ、興奮してんの分かってんだぞ。さっきから微妙に勃ってんだろ。ほら、ズボンちょっと膨らんでるよ?お前の事だからさ、もうヌルヌルしたのも出ちゃってんじゃないの?なぁ......?