6.後書
とにかく早く死にたかった。それが僕の望みだった。僕が人生で見てきたものは、理不尽、冷たい視線、罵倒、そんな、マイナスなものばかり。ああ、僕って、生きる事が許されないひとなんだ。だって、僕を襲ってくる様々なものは、幸せそうに笑ってるから。下世話で悪質で、とてもじゃないけど笑えない笑い話で盛り上がって。そういうひとたちが強いと思われるのが、この世界なんだ。だから僕は、それになれなかった僕は、生きる価値がない。諦めてた。でも僕、どうやら間違ってたみたいだね。太陽はいつもあそこにあって、当然、建物があれば日陰が出来て。僕はそこで......じっと、ぽつんと座って見てただけ。少し、少しだけ前に歩けば、光を浴びる事が出来たんだ。でも、一人じゃ無理だった。光へいざなってくれるひと、手をひいてくれるひと、そのひとは、やさしく微笑む。僕の話を聴いてくれる。とっても素敵で、愛しくて、大好きで、......ちょっとだけ意地悪な、かけがえのない存在だ。僕は今日、そのひとに会った。それは、ひとというより......太陽そのものだった。眩しくて顔が見えなくて、でも確かにそこにいて、僕を見てくれて。たくさんの言葉をもらった。温もりを、好きを、たくさん......。普段から、ひとと対面した時に言葉に詰まってしまう僕だけど。今までにないくらいの、詰まり方をして......。思わず、心の深い深いところにある、たった一言の感情が......、飛び出した。好き。......彼はこう言った。好き。」......ふう。勢いで日記なんて書き始めちゃったけど、意外とたくさん書けるものなんだなぁ......。でもこれ......見られたら来世まで引きずる恥ずかしさだ......。うう、どうしよ。さすがにこの後の事は......書けないよね......。だって、あのひとと会ってから......最後は......、......。
うわああああああ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬッ!!長さ的に丁度いいしこれで終わりッ。ああもう、暑くなってきた。ていうかもう寝よう。寝る寝る寝る寝る寝る寝る寝るね。......はあ。......かれぴっぴ......かっこよかったなぁ......。やさしかったなぁ......好きすぎて......ほんと、やばかった......。うう......、......すぅ......きぃ......。......あり、がと......、......。(終