お姉ちゃんがやってきた(いつもの事)
ちゃーん、ちゃーん、弟ちゃ~ん♪
は~い、あなたのお姉ちゃんが来ましたよ~♪
え、えぇえっ!
何で…何でそんなに邪険な態度…弟ちゃんはお姉ちゃんが嫌いなのぉ?
え、違う…はぁ~よかったぁ…用事?
あ、そうそう、お姉ちゃんは弟ちゃんに用事があってきたのでした!
来るのはいいけど、ノックの返事を待ってからにして欲しい…あらあらまぁまぁ~弟ちゃんもお年頃、なのね♪
ベッドの上で、ゴロゴロしながら、何か大事なお仕事の途中だったのかなぁ~、そうなのかなぁ~、んん~?
…あ、そうね、用事だったわぁ♪
立ち話も何だから、ベッドの端にお邪魔しますよ~。
弟ちゃんのお隣に、よいしょっと…
お姉ちゃんの用事というのは、耳かきなのです!
いきなり?
違うよ~違うもん!
弟ちゃん、今日水泳したんでしょ、だったら耳かきチャンスなの!
え、えぇ、えぇえ~っ!
自分でするから、いい…そんなのダメなのぉ!
嫌、いや、いやぁ!
弟ちゃんの耳かきは、今までもお姉ちゃんがしてきたの、だからこれからもずっとするの!
お土産でもらった、柘植の耳かきも試したいのっ!
ごろごろ、ごろごろっ!
ふがっ…あ、くんかくんか…ベッドから弟ちゃんのいかがわしい匂いがするわ…くんかくんか、くんか…ふはぁ~♪
え、していい?
わーい、耳かき耳かき、弟ちゃんに耳かき♪
じゃあ、おいで♪
はいはい、こっち、お姉ちゃんのふにふに太もも枕な特等席♪
はい、弟ちゃんだけの特等席にいらっしゃいませ♪
横向きじゃないよ~お姉ちゃんの太ももの谷間に真っ直ぐころん、だよ~ほら、こうだと頭の収まりがいいでしょ~♪
お姉ちゃん、かしこい♪
それじゃ…じゃーん、これ、いい耳かき棒でしょ?
これでお耳をかりこりほじほりしちゃいますよぉ~、ん、どっちのお耳からする?