1 女騎士を養う性活
左近め
よく帰ったな、…今日もお仕事、大変だっただろう? ああ、聞く必要もなかったな…声を聞けばわかる。お疲れ様…だ。
この世界の仕事というのは、ややこしくてかなわんからな…夜遅くまでやらねば終わらないなんて…
騎士として鍛練を積んでいたわたしも、日が落ちたら稽古は一区切りつけていた。
過酷な毎日に耐える体力や精神力…なかなかのものだ。
わたしはあまり器用さを求められる物事は向いていなくてな…とても真似できん。
結局、今日までお世話になりっぱなしだ。
お前に拾われていなかったら、今頃どうなっていたことか…右も左も分からず困り果てていたに違いない。
もう少し家事や料理が出来ればよかったのだが…
それで…せめてお前のために何か出来ないかと思ってな…少し気恥ずかしいのだが……
その…ねぎらいを込めて、背中を流してやろうと思うんだが…一緒に湯を浴びてもいいか…?
もう風呂は沸かしてある…たまには、日頃のお礼をさせてくれ。
わたしの居た世界では、女というのは、寝食を共にする男にそういうことをしてあげるものだったし…♡
その…いつもみたいに、エッチなことも、多少許してやっても良い…
こうやって男を風呂に誘うのは、おかしいことか…?
言っただろう? 元の世界では、わたしは魔物と戦ってばかりだったからな…
色恋沙汰というものに、縁がないもので…異性とつきあった経験がないと…
当時はこれが女騎士の生き方だと疑うこともなかったが、この世界ではそうも言ってられん…
お前もパートナーがいないようだし、そういう振る舞いをしてやるのも…やぶさかではない…ということだ♡
悪くない提案だろう? それなら…早く入るぞ…♡