0 プロローグ
うふ…うとうとしちゃってましたか? もう、プロデューサーさんったら…♪
いいんですよ、今はお昼休憩ですし…こくん、って揺れているプロデューサーさんを見ていたら癒やされちゃいました♪
わたし、こういう時間が…すごく好きなんです…♡ 昼下がりの、温かい日差しの中でまどろむ時間が…♪
ずっとこうしていたいって、思います…でも、そのためには、ただ一緒に居るだけじゃいけなくて…♪
プロデューサーさん…わたし、決めました…どんな手を使ってでもトップアイドルになるって…
ふふ…大丈夫です、わたしが強いってこと、プロデューサーさんなら知ってるくせに♪
どんな厳しいレッスンも、番組の無茶振りも…いつもこなしてきたわたしに任せてください♡
あとは、プロデューサーさんがしっかり働いて、お仕事をたくさんもらってくれば、完璧ですよ♪ うふ♪
わたしをスカウトしてくれたこと…すごく感謝しているんです♪ このきらきら輝く世界に引き入れてくれたこと…♡
初めて見たステージからの景色は、たとえ数が少なくても、光に満ちていて…わたしはこれから、ここで頑張っていくんだって思えたんです…♪
この世界を知れたのは、あの日、プロデューサーさんに出会えたおかげです♪
あの、わたし…プロデューサーさんのこと…
…。
いえ、なんでもありません…
プロデューサーさんの手…温かい…♡
きっと、あなたと一緒なら、どこへでもいけるって…わたし、信じてますからね…♥