Track 10

・トラック10「お坊ちゃま、添い寝のお時間です」

;SE 掛け布団の衣擦れの音 ;SE 掛け布団をめくる音 ;ボイス位置 9 【千代】 「こんばんは、いい夜ですね。坊っちゃま」 【千代】 「忍び込んでいて驚かれました? ふふっ。ささやかな悪戯成功ですね」 【千代】 「ベッドを温めておきました」 【千代】 「ささ、こちらにどうぞ。千代のぬくもりを感じながらお眠りになってください」 ;SE ベッドに入る音 ;ボイス位置 15 【千代】 「では私はこれで失礼して……」 【千代】 「ふぅむ…………」 ;ボイス位置 7 【千代】 「久しぶりに添い寝でも致しますか?」 【千代】 「幼少期の話をしたら懐かしくなってしまいました」 【千代】 「昔のように、私がよしよしとしながら一緒に眠りましょう」 【千代】 「ほらほら、ねっ、ねっ?」 (姉が弟に言うようにお願いします。この辺りだけ幼少期の距離感というシーンという意図です) 【千代】 「はい、決定です。もっと千代の近くにお越しください」 ;SE ベッドに入る音 【千代】 「ふふっ。このように坊っちゃまと接するのもだいぶ久しぶりにございますね」 【千代】 「じゃあばさーっといきますね」 【千代】 「ばさーっ!」 ;SE 布団をかけられる音 【千代】 「電気を消しますね」 【千代】 「ふふっ。なんだか悪い事をしているみたいですね」 【千代】 「幼少期もよくこっそりと一緒に寝ておりましたね。あとから聞いた話ですと、どちらの親もお気づきになられていたようですが」 【千代】 「では目をお閉じになられてください。坊っちゃま」 【千代】 「頭に、失礼いたしますね」 ;SE 頭を撫でる音(寝息指示までお願いします) 【千代】 「よし、よし」 【千代】 「よーしよし」 【千代】 「いい夢を見てくださいね、坊っちゃま」 【千代】 「物理的に近くにいても、遠くにいても、千代の心は坊っちゃまのお傍におりますから」 【千代】 「たとえ、夢の中でも必要であれば千代をお呼びください」 【千代】 「悪夢であればそれを打ち払い、良い夢であれば坊っちゃまの傍にただただ寄り添います」 【千代】 「かなり先の話になりますが、坊っちゃまよりも長く生き、他の誰も彼もが先に朽ちたとしても、絶対に坊っちゃまを一人に致しません」 【千代】 「もちろん、死後もずぅっと傍にお仕えします。坊っちゃまは必ず天国に行かれるでしょうから、私もちゃんと天国に行けるように頑張りますね」 【千代】 「ふふ……話していたら少し疲れてきました」 【千代】 「ですが……坊っちゃまが寝る……まで、は……」 【千代】 「すぅ……絶対に起き……て……」 【千代】 「だから、これからも……お傍に、置いて……くださいねぇ……」 【千代】 「(長時間寝息をお願いします)」