03.女神の甘やかし-導入-
…ん、今日はその……シないのですか?
…………いえ。
…前にも言ったと思いますが、私の役目は、貴方の生殖機能の保護です。
あれ以来、ご自分から求めてこないのが、少し…心配になったもので。
……もしや…この間の事を気にしているのですか?
あの時は、あまり身体への負担をかけないよう、適切な配慮をしたつもりだったのですが…。
……はぁ……全く、射精出来なかった事を根に持つなんて。
本当に子供のような方ですね。
強い性欲を持ちながら、子供のように甘え、本能のままに行動する。
…くす…私は母親代わりでしょうか。
…まぁ…教育として、我慢を覚えて頂く事も必要ですが…
これをきっかけに性欲が失われてしまっては、私も立場がありません。
むしろ、気持ちを明かして頂いて私も心が晴れました。
……さぁ、今日はどうされたいのですか?
たまには趣向を変えて、お好みの人格でも、再現して差し上げましょうか?
姿形は、私たちにとってさほど大事ではありませんが…性欲を高めるのには大事な要素です。
例えば、
…可愛らしい人間の少女でしょうか?
…それとも、大人っぽい、優しいお姉さん?
好きなコスチュームは?シチュエーションは?
それとも…
はぁぁぁ……欲しいのは私のこの唇…甘い…あまぁい女神の接吻。……ですか?
…ん……ふふ……くすくす…そうですか。
…いいでしょう…いつも以上に…たっぷりと…甘やかして差し上げます。