Track 3

03.女神の甘やかし-導入-

   …ん、今日はその……シないのですか?  …………いえ。  …前にも言ったと思いますが、私の役目は、貴方の生殖機能の保護です。  あれ以来、ご自分から求めてこないのが、少し…心配になったもので。  ……もしや…この間の事を気にしているのですか?  あの時は、あまり身体への負担をかけないよう、適切な配慮をしたつもりだったのですが…。  ……はぁ……全く、射精出来なかった事を根に持つなんて。  本当に子供のような方ですね。  強い性欲を持ちながら、子供のように甘え、本能のままに行動する。  …くす…私は母親代わりでしょうか。  …まぁ…教育として、我慢を覚えて頂く事も必要ですが…  これをきっかけに性欲が失われてしまっては、私も立場がありません。  むしろ、気持ちを明かして頂いて私も心が晴れました。  ……さぁ、今日はどうされたいのですか?  たまには趣向を変えて、お好みの人格でも、再現して差し上げましょうか?  姿形は、私たちにとってさほど大事ではありませんが…性欲を高めるのには大事な要素です。  例えば、  …可愛らしい人間の少女でしょうか?  …それとも、大人っぽい、優しいお姉さん?  好きなコスチュームは?シチュエーションは?  それとも…  はぁぁぁ……欲しいのは私のこの唇…甘い…あまぁい女神の接吻。……ですか?  …ん……ふふ……くすくす…そうですか。  …いいでしょう…いつも以上に…たっぷりと…甘やかして差し上げます。