結那との出会い
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//場所:夜の住宅街 → 聞き手の家
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//◆後ろ/遠い
///やや焦って声を掛けています
あっ…?ちょ、ちょっと
ちょっと、そこのお兄さん!
お~い、あんただって、そこのあんた
//◆右横 / 通常
///近づいて心配そうに声を掛けています。
そうそう、あんたあんた。ねえ、だいじょぶ…?
なんか、足元ふらっふらだよ? 真っ直ぐ歩けてないじゃん!
こんな時間にそんな歩き方してたら事故っちゃうって
死んじゃうよ?
///明らかに大丈夫そうではないので、心配で語気が強くなる
いやいや、平気です、じゃないって
ぜんっぜん平気には見えないから
//◆右横/近い
うわ、なんか顔色も悪くない?
いやでも、それは暗いせいかな…
///少し強引な感じで
ああっ!とにかく!
ほら、あたしの手、握って
見てらんないって
ふらふら~って車道に出て、べきょ!って吹っ飛んじゃうよ?
家まで送ってあげるからさ。一緒に行こ?
家、あっちでいいの? ん、じゃあ早く行こ。
少しでも早く帰らないと、マジで死んじゃいそうだから…
///困った感じで
あ~あ。ちょっと遊びに行こうと思ってたのに
死にかけの人見つけるなんて思わなかったよ
ね、なんでそんなことになってんの?
歩きながらでいいからさ、教えて
///ややシリアスめに
てか、喋ってないとマジで死んだかと思うから
あんまり黙らないようにしてくれる?
うん、じゃあよろしく
//●SE:足音 フェードアウト
//《数秒の間》
//●SE:足音 フェードイン
なるほど…。そりゃあこんなことにもなるわ…
大人って大変だね
社畜、なんて茶化されてるけど、正直笑えないよね、そういうの…
ん? あ、家ここ?
///安堵
ああ、よかった~。じゃ、さっさと入っちゃお
//●SE:ドア開ける音 → 1秒間 → ドアを閉める音
到、着…っと。あ~、怖かった
お兄さん、手握っててもフラフラなんだもん
なんか、歩き始めたばっかの小っちゃい子を連れて歩いてるお母さんの気分だった~
うん? ああ、お礼なんかいいよ
別に、あたしはただ横で歩いてただけだし
…ね、お兄さん。たまに顔見せに来てもいい?
なんか気になっちゃって
お兄さんがちゃんと生きてるか確認したいからさ
ん? あたし? ああ、あたしは結那
小野上結那だよ。見ての通り、JKだよ
///ちょっとおちゃめな感じで
ふふん♪お兄さんよりだいぶ若~い!
なんてね、そんじゃ、お兄さん。ちゃんと休んでね
次会うときに死んでないように!
じゃあね~