1 プロローグ編
【姉】
こんにちは♪ 今、良いですか?
【妹】
あれ? 私達の事知ってるの? くす♪
へぇー、私達のグラビア見てくれてるんだー♪ ありがとー♪
【姉】
んふ♪ 同じクラスに見てくれてる人がいるのは不思議な感覚ですね♪
【妹】
くすくす♪ …エッチー♪
【姉】
もう♪ からかっちゃダメですよ♪
大丈夫です♪ 男の子なんですからそういうのは当然ですよ♪
【妹】
んふふー♪ あ♪ それで用件なんだけどね、私達に勉強を教えて欲しいなーって♪
【姉】
実は私達、グラビア活動にかまけているせいで勉学が疎かになってしまって…。
【妹】
次の期末試験で成績悪いと留年もありえるぞーって先生達から脅されてるんだよねー♪
【姉】
それで学年一位であるあなたにお願いしたいというわけです。
【妹】
ん? キミが学年一位なこと? 勿論知ってるよ~♪ 試験の度に廊下に学年順位張り出されるじゃん♪
【姉】
毎回一位なので印象は強かったです♪ それに…あなたの彼女も♪
【妹】
キミの彼女、元々は平均以下だったのにキミと付き合ってからメキメキ順位上がっていったよね♪
【姉】
これはきっと教えるのが上手い方に間違いないと得心(とくしん)がいきまして♪
【妹】
だから試験勉強しなきゃなーってなった時に一番最初に思い浮かんだのがキミなんだよねー♪
【姉】
お願い…できませんか?
【妹】
できれば他の人にバレないようにこの事は内緒にして欲しいんだよねー♪
ほら、グラドルが男と一緒にいるなんて良くないでしょ?♪
【姉】
お願いする立場なのにわがまま言って申し訳ありません…。
代わりに…色々お礼…させて頂きますから…♪
【妹】
うんうん♪ 男の子が喜んじゃうようなお礼、い~っぱいしちゃうよぉ…♪
【姉】
くす♪ 近い、ですか? 言ったではありませんか♪ 他の方にバレないようにって♪
万が一にも他の方に聞こえないようにです…♪
【妹】
ね…♪ おねがぁ~い…♪
【姉】
んふ♪ お願いします…♪
【妹】
ちょっとだけならいい? くすくす♪ やったー、ありがとー♪
【姉】
くすくす♪ ありがとうございます♪ 嬉しいです♪ んー、ちゅっ♪
【妹】
あは♪ ほっぺにチューされて顔真っ赤ー♪
【姉】
あっ、ごめんなさい、お嫌でしたよね♪
あまり男性とこうやって会話することがないのでこういった距離感といったものはどうしても…♪
【妹】
くす♪ でも嬉しかったでしょ?♪ 憧れのグラビアアイドルにチューして貰えて♪
【姉】
ごめんなさい♪ 昔弟とスキンシップ代わりにしていたものであなたにも思わずしてしまいました♪
【妹】
くすくす…♪ いつもの手法…♪ 弟なんていない癖に♪
【姉】
んふ♪ んー? いえいえ、なんでもありませんよ、気にしないでください♪
それよりも早速今からあなたのお家にお邪魔してもよろしいですか?♪
【妹】
内緒にしたいからさ♪ 図書室とかじゃバレバレでしょ? ほらいこいこ♪
【姉】
くす♪ お互いにとって有意義で濃厚な時間にできるといいですね…♪
【姉・妹】
くす、くすくすくす…♪