トラック1:オープニング・恋に告白をするあなた
;※▼はハートの意味、語尾を甘くしてください。
;※ボイス位置が書いていない台詞は、前の指示と同じです。
;本編スタート。このトラックは「あなた」視点です。場所は、あなたの部屋。ローテーブルを挟んで向かい合っています。
;ボイス位置:1 正面に座り、普通に会話
【恋】
「えっ? 今なんて……言ったの? ごめん。ボク、ちょっとよく聞き取れなかった、かも……」
【恋】
「う、うん。信じられないこと、聞いちゃった気がして……あの、だからもう一回、聞かせてもらえる……?」
【恋】
「あなたは……ボクのことが、好き……。ホ、ホントに……聞き間違いじゃ、なかったんだ……」
【恋】
「(告白されて嬉しさのあまり息を呑む)はぁああ……あ、ちょっと、心臓ドキドキして、や、やばい、かも……▼」
【恋】
「う、嘘じゃない? 本当にボクのこと、一人の女の子として好き、なの?」
【恋】
「ゆ……夢みたい……うん、すごくびっくり……まさか、あなたから告白してくれるだなんて、お、思ってなかったから」
【恋】
「ボクね、これからもずっと幼なじみのままだって、思ってたんだ……」
【恋】
「だってボク、ぼっちだし、オタクだし……面白いこととか、言えないし……学校には、ボクよりカワイイ女の子、いっぱいいるし……」
【恋】
「きっとあなたも、ボクみたいな子より、明るくて優しい子が好きなんだろうなって、思ってたから……」
【恋】
「え……ボ、ボク、じゅうぶんカワイイ……?」
【恋】
「あ、え、えっと……恥ずかしい……けど、う、嬉しいかも……」
【恋】
「って、そうだ。あの。告白のお返事、しなくちゃ、だよねっ」
【恋】
「えっと、ボクも……あなたのこと……む、昔から、好きでした……▼ うん……本当に昔から、その、物心ついた時から……ずっと好き……▼」
【恋】
「昔から、いつもそばにいてくれた……優しい幼馴染……ず~っと好きだった、よ……?」
【恋】
「その、これからは……こ、恋人として……よろしくお願いします……って、あ、あはは……▼」
【恋】
「なんだかすっごく、恥ずかしい、ね……▼」
【恋】
「えっと、これでボクたち……恋人同士になったわけだけど……その、ボクは、い、いいよ?」
【恋】
「あなたのこと、大好き、だから……恋人らしいこと、しても……」
【恋】
「う、うん……キス、とか……▼」
【恋】
「は、恥ずかしいよっ!? 当たり前だよっ……でも、大好きな人と、付き合えたんだもん……ボクは、その、してみたい……」
【恋】
「じゃあ、その……あなたのそばに、いくね……?」
;SE:恋がテーブルを回り込んで、近くに来る布ずれ音
;ボイス位置:1 正面に座り、キスできる距離
【恋】
「じゃ、じゃあ、目をつぶって? う、うん……んちゅっ▼」
【恋】
「あ、し、しちゃった……ね▼ も、もっと、したいの? ぅ、うん、わかった……▼」
【恋】
「(キスはずっとソフトなものでお願いします)はぁ、ぷ▼ ん、ちゅ▼ ちゅ……ん、ちゅぅ▼ ちゅる、んちゅ、ちゅっ……▼」
【恋】
「んぅ……ふぇっ? あ、や、やぁ、いつから目、開けてたのっ……? ぼ、ボク、変な顔、してなか、った……?」
【恋】
「か、可愛いかったって、い、いじわる、だよぉっ……う、ぅう~っ」
【恋】
「もっとぎゅって抱き合いながら、キス……?」
【恋】
「うぅ。目、つぶっててくれるなら、いいけど……」
;SE:恋と抱き合う衣擦れ音
【恋】
「ん、ふぅ……ふあ、ぁ……近いよぉ……え、い、いい匂いするって……や、やぁ、くんくんしちゃ、だめだよっ……▼」
【恋】
「ん、ちゅ……ちゅ、ちゅぅ、んちゅ、ちゅっ、ちゅぅ▼」
【恋】
「ちゅ、ちゅぅ……んっ? んぅ~、ぷはっ▼ ま、また目、開けてたぁっ。ボクのこと、じぃって見てたよね、もうっ……」
;SE:恋と抱き合う衣擦れ音
【恋】
「あ、やぁ……そんなぎゅってしたら、ボクの体、あなたにくっついちゃう……あ、お、おっぱいっ……あなたの目、ボクのおっぱい、じいって、見てる……」
【恋】
「さ、触り……たい?」
【恋】
「ボク、じ、自慢できるの、おっぱい大きいことくらいしか、ないし……あ、あなたが触りたいなら、その……」
【恋】
「制服にシワ、つけないでね? うん。かるーく、タッチするくらいなら、ぜんぜん……」
;SE:恋のスマホが振動する音
【恋】
「ひゃっ?」
;SE:抱き合っていた恋と体を離す布ずれ音
;ボイス位置:1 正面に座り、普通に会話
【恋】
「あ、ご、ごご、ごめんっ……ボクのスマホかも……お母さんかな……?」
;SE:スマホを取り出すごそごそ音
【恋】
「えっと……(隣の部屋の兄からの「こっちに来い」というメッセージを見て)あ、ぁあっ……」
【恋】
「(誤魔化すように笑って)あ、あははっ……や、やっぱりお母さん、だった。いつまで遊んでるのって……今日、あの、その、早く帰る約束、してたような……」
【恋】
「う、うん。ごめんね? あの、つ、続きは、そのっ……また今度で……いい?」
【恋】
「……うん。ありがと。じゃあ、その……か、帰る、ね?」
【恋】
「お、送っていくって、そんなの大丈夫だよ。うん。ご近所さんだもん……それに、お母さんたちに、付き合ってるのバレたりしたら、恥ずかしいし……」
;SE:恋が立ち上がり、出口のドアを開く音
【恋】
「……ん。それじゃあ……また、ね?」
【恋】
「あなたとお付き合いできて、その……すごく幸せだよ、ボク」
【恋】
「それじゃあ明日……また学校で……」
;SE:出口のドアを閉める音
;しばらく沈黙を挟む。恋が気配を殺して、帰ったフリをしている表現になります。
;SE:恋がゆっくりと足音を殺して、右隣の部屋(マイク位置3)へ歩いていく足音
;SE:隣の部屋のドアをノックする音
;ボイス位置:10 壁越しに兄へ話しかける
【恋】
「(小さな声で)き、来ました……あの、お兄さん。ドア開けて、ください……」
;SE:隣の部屋のドアが開く音
;SE:隣の部屋のドアが閉じる音