Track 1

トラック01

はあ……。どうしよう…… このままだと、また……しちゃいそう 優等生をすることも、みんなに頼られる生徒会副会長をすることも、嫌いじゃない……ううん、好きだけれど…… でも、好きなことだからって、何もかも全部、楽しめるわけじゃないのよね 私がいつも笑顔だからって、教師のする仕事まで押し付けないでよね! 副会長だけれど、私にはちゃんとした栗田つぐみっていう名前があるの! 役職で呼ばないでっ 成績を維持するために、勉強だってしなくちゃいけないのに、どうして問題を起こした子達の尻拭いばかりしなくちゃいけないのよっ! こんなこと誰にも言えないし、誰にも聞かれるわけにはいかない……まるで王様の耳はロバの耳みたいね…… ストレス、溜まっちゃったな…… こういう時は、アレをしたくなる。すごく悪いことだってわかってる。わかっているんだけど…… いけないことをしている、あのドキドキ感がたまらない ……また、しちゃおうかな? もし掴まったら、副会長だってことも、優等生だってことも、全部ダメになっちゃう それがわかっていても……ううん、わかっているから、ドキドキする はあぁ……。でも、あの時に感じたあのドキドキには、きっと及ばないわよね もう一度、あの人に――おじさんに会いたいっ 万引きしたことを理由に、脅されて、エッチなことをされたら…… んっ、ふあああ……! あ……今、軽くイッちゃった…… でも、これじゃだめ……満たされない……ストレス、かえって溜まるだけ…… また、あのおじさんに、あの時みたいに――あら? あれって、もしかして…… 私が万引きをした時、そのことで脅して、無理やりセックスしてくれた人っ、発見!! お・じ・さ・ん ふふっ、びっくりしちゃいました? 私のこと、覚えていますよね? そんな顔しないでください。前と同じことをしたくて声をかけたんですから 嘘じゃありませんよ? だって……私、また万引きしちゃいそうなんです 悪いことする子には、おしおきが必要でしょう? 前の時みたいに……ううん、あの時以上のことでもいいんですよ? だから、私におしおきをしてください。おじさんっ