Track 3

3.やっぱり夫じゃ…

三章 モノラルトラック  (演技指定にもありますが、この章の喘ぎは全てわざとらしい喘ぎでお願いします) …あなたお帰りなさい。 ご飯は食べてくるって言(い)ってから。 一応(いちおう)ビールとおつまみだけ、用意しておいたわよ。 …ううん、いいのよ。 …え?あの子?  (不満そうに、いじけてる感じで) …さぁ知らないわっ。もう寝てるんじゃないっ? 学校から帰ってきてからすぐ部屋にこもっちゃったし…。 ご飯も一人で食べる、って言ってたしねっ。  (ここまで) …へ?あの子と喧嘩が…珍(めずら)しい? あ、う、うん…まぁそうね…。 息子と喧嘩なんて…殆(ほとん)どしたこと無かったものね…。 別に喧嘩って訳(わけ)でもないんだけど…。 …ん、なに?  (少しだけ焦りながら) へっ?あ、朝っ? …な、何(なに)もっ、何(なに)もなかったわよっ? それに大丈夫よっ、そんなに大(たい)したことじゃないからっ。 えぇ、あなたが心配することなんて、何(なに)もないわ…何(なに)も…。  (ここまで) …そ、そんなことよりっ。 …その…あなた…? (慣れない事を言う感じです) 私(わたし)ちょっと…今日(きょう)…ね? …その…凄くしたい、気分なんだけど… …えっと…あとでその…いい…かしら…?  (ここまで) ご、ごめんなさいっ、変よね急に…っ。 …で、でもたまには私(わたし)から誘うのも、いいかな、って…思って…。 それで…どう、かしら…? ……そ、そうっ。良(よ)かったわ。 でも、あはは…やっぱり恥ずかしいわね…こんなの…。 …そ、それじゃあ私(わたし)、先に部屋にいるわね? 急(いそ)がなくても大丈夫だから、ゆっくりで…うん。 …じゃあ……待(ま)ってるわね…。 《フェードイン》  (わざとらしい喘ぎ方で) ……あ、あ、あ…ん、あ…は…あっあっ…あ… あぁ…あぁ…あ…ん…ふ…んっん…んあ…あ…は…あ…  (ここまで)  (心の声です) …だめ…私(わたし)全然感じてない… 動きも…形も…大(おお)きさもっ…全然違う…っ …私が欲しいのと…全然…っ…  (ここまで)  (わざとらしい喘ぎで) …ふっ…ん…ん、ん…ん、あ……あぁ…はっ、あ…ん… ん、ん、ん、ん…あ…あ、あっ…んん…あっ…んあ… (ここまで) (心の声です) …はぁ…もうやだ… こんなの代(か)わりにもならない…。 これじゃダメ…ダメなのに…あの子が… あの子が断ったりしなければ…っ… この人(ひと)を誘ったりしなくて済んだのに…! (ここまで) (わざとらしい喘ぎで) は、あ…あっ…んっあ…あ…あ…ん…あ、あ、あ… あっ、はぁっ…はっ、ん…あ、あ、あ…あぁっ…あん…  (ここまで) (心の声です) …あぁ息子のが…息子のが欲しいぃ…っ! こんなのずっと焦(じ)らされてるだけ…っ… 息子のじゃないとだめっ…息子のおちんちんが欲しい…っ! お母さんの中に…息子のおちんちん入(い)れてほしいっ…!  (ここまで) …ん…んあっ…あ、あ…あ、あ、あ…あぁ… ん、あ……あ…ぁ…え?あなた…? もしかしてイったの? …そ、そう…。 …うん…お休(やす)みなさい…。  《ここから、行為が終わって数十分経った場面》 《フェードイン》 ……はぁあ…。 この人(ひと)本当(ほんとう)にぐっすり寝てる…。 自分だけ満足して…。 私(わたし)はまだ全然なのに…はぁ… まぁでも、いつもの事(こと)よね…。 どうせこの人(ひと)は…私(わたし)を性欲処理に使ってるだけ…。 昔から何も変わってない… 若い時からずっと…こんな感じ…。 …でもあの子は…息子なら…私をちゃんと、愛してくれる…。 まぁ…朝はちょっと…意地悪だったけど…。 ……はぁあ…あの子…私(わたし)のこと…求(もと)めに来(き)てくれないかしら…。  (息子が寝室に入ってきた場面)《SE扉音》 ……へっ⁉ちょっと…!あんたなにしにっ…!