■トラック06「新婚さんのような耳かき(左)」
(このトラックではしばらく、あなた呼びになります)
【くろな】
「ふふっ……ねーえ……あ・な・た」
;ボイス位置 7
【くろな】
「ふふっ、なんてね」
【くろな】
「たまにはさ、新婚さんみたいにやってみない?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「まあするとしてもまだまだ先、もしかしたらやらないかもしれないけどさ」
【くろな】
「お互いした時の予行演習兼、しなかった時の思い出としてさ」
【くろな】
「いい……かな?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「うん! じゃあ続けていくね」
【くろな】
「よーしよーし」
;ボイス位置 7
;SE 頭を撫でる音 中
【くろな】
「こういう感じで、いいのかな?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「じゃあ、耳かきもやってみるね」
;ボイス位置 7
;SE 頭を撫でる音 中
;SE 耳かき 中(少しぎこちなくお願いします)
【くろな】
「両手で別のことを同時にやるのって結構難しいね……」
【くろな】
「お酒を飲みながらおつまみを食べるのは、得意なんだけどなー」
【くろな】
「き……あなたには悪いけど、耳かきだけにするね」
;ボイス位置 7
(君と言いかけてます)
【くろな】
「またあとで、ゆっくりなでなでしてあげるから、ねっ?」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「新婚さんっぽさ……新婚さんっぽさかぁ……」
【くろな】
「考えてみると、あまり思いつかないねぇ、あなたぁ……」
;ボイス位置 7
【くろな】
「呼び方とか、愛妻弁当とかぁ……」
;ボイス位置 7
【くろな】
「チュー?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「えっ、ちょっと待って、チュー? キス? 接吻?」
【くろな】
「“あの”?」
【くろな】
「んー……ちょっと考えさせてね」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「ひらめいた」
【くろな】
「まずはこう……あなたのほっぺに手を乗せます」
【くろな】
「顔をゆっくりと近付けてー、乗せた手に……」
【くろな】
「ちゅっ」
;ボイス位置 7
;SE バッと離れる音
【くろな】
「あわわわわわわ……」
;ボイス位置 11
【くろな】
「な、なななななんかこれ恥ずかしいね……」
【くろな】
「やばい。待って、ちょっと待って」
【くろな】
「照れる君を眺めてニヤニヤするつもりだったのに、これじゃあ自爆じゃない? だよね?」
(敢えて君呼びに戻しています)
【くろな】
「えっと……その……綿棒新しいのにするね……」
;SE 耳かき 中
【くろな】
「や、やっと落ち着いてきたかも……」
【くろな】
「新婚って、難しいねぇ」
;ボイス位置 7
【くろな】
「仮に、仮にさ。もしも君と私が結婚する事になったら」
【くろな】
「どんな感じになるんだろうね?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「んー……んっんっ」
【くろな】
「あなたーおかえりなさい」
;ボイス位置 7
【くろな】
「ご飯にする? お風呂にする? それともわ・た・し?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「んー、なんか違う気がするね……」
【くろな】
「おかえりー。ご飯食う? シャワー浴びる? それとも、お・さ・け?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「ふふっ、こうなりそうだね」
;ボイス位置 7
【くろな】
「実はあんまり変わらないのかもね。あ・な・た」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「まあそれでも。結婚したらあなたの顔は立てるから、安心してね」
;ボイス位置 7
【くろな】
「お仕事から帰って来た後はこうやって、なでてあげるし」
;ボイス位置 7
;SE 頭をなでる音 短
【くろな】
「ちゅ……チューだってするからね……たぶん」
【くろな】
「でも今はまだ、なでなでだけ」
;ボイス位置 7
;SE 頭をなでる音 中
【くろな】
「休日の昼下がり。時間がゆっくりに感じるねぇ……」
;ボイス位置 7
【くろな】
「いつまでもこんな時間が続けばいいのになぁ……」
;ボイス位置 7
;SE 頭をなでる音 中
【くろな】
「さて、そろそろ本格的に中の耳かきもしよっか!」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「ねーあなたー。私、そろそろIHのコンロを二つにしたいなーって思うの」
【くろな】
「買ってもいーい?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「(深呼吸)」
;ボイス位置 7
【くろな】
「これだ……!」
【くろな】
「なんか二人で財布を共有している感じがいいよね!」
【くろな】
「あなたの財布は私のもの、私の財布は私のものみたいな!」
【くろな】
「あれ……? まあいいや、この感じで続けてみるね」
;SE 耳かき 中
【くろな】
「そういえばこの間、お隣の鈴木さんにお土産貰っちゃったんだよねー」
【くろな】
「どこだったかなー? なんか、たくあんだったんだけど……そう、大根の漬物の」
【くろな】
「お返しは何がいいかなー? 漬物系?」
【くろな】
「パリッこりって感じでかなり美味しかったよ。残ってるし後で二人で食べよっか」
【くろな】
「食べたら一緒にお返し考えてね! あ・な・た」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「実はあなたって呼ばない方が新婚っぽい説」
【くろな】
「旦那さま」
;ボイス位置 7
【くろな】
「ダーリン!」
;ボイス位置 7
【くろな】
「パーパ」
;ボイス位置 7
【くろな】
「どれが好き? 私はねー……うーん……」
【くろな】
「やっぱり君の事は君って呼ぶのが一番好きかな!」
;ボイス位置 7
(ここからは君呼びになります)
;SE 耳かき 中
【くろな】
「さてさて……結構お話しちゃったけど、結構いい感じに耳はかけてるよー」
【くろな】
「さっき下側だったから、それで蒸れてちょっとやりやすくなったのかも」
【くろな】
「一回ふーふーするね?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「ふぅぅぅぅぅぅっ! すぅぅぅぅ……ふぅぅぅぅぅぅぅっ!」
;ボイス位置 7
(真ん中は息を吸ってます)
【くろな】
「うんうん! 良い感じ! 仕上げていくよー」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「じゃあ最後に、深い所もやっていくね……」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「うん。ここはやっぱり硬めだね。奥深くだもんなぁ」
【くろな】
「まあ私に任せて任せて。君は寝ててもいいよー」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「ぺりぺり……ぺりぺり……」
;ボイス位置 7
【くろな】
「ふっ、ふっ」
;ボイス位置 7
【くろな】
「うんうん。ちゃんと息で飛ばせるようになってきたよ」
【くろな】
「しっっっかりと、ご奉仕、するね?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「ふふっ」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「気持ちいーい? もう耳垢も大分取れてきたし、
もうあとはふーふーしながら表面を綿棒でなぞっていくだけなんだよね」
【くろな】
「じゃあ仕上げに入っちゃいますか」
;ボイス位置 7
【くろな】
「(耳に息を吹きかけながら)」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
【くろな】
「ふぅ……。ふーふーし続けると結構運動になるね……」
【くろな】
「息をするだけでお金をもらうのも結構難しいのかも」
【くろな】
「さて。これで新婚さん体験と耳かきは終わりでもいいんだけど……」
【くろな】
「君ってさ、こうやってなぞられるの……好き?」
;ボイス位置 7
【くろな】
「君が喜んでくれるなら、ただなぞるだけのもしてあげる」
;ボイス位置 7
【くろな】
「奥さんも、あとちょっとだけ続けるね」
;ボイス位置 7
;SE 耳かき 中
(以下、終了まで耳かきをしながら)
;SE 頭をなでる音 短
【くろな】
「よしよし。今日も人生頑張ったねー」
;ボイス位置 7
【くろな】
「君が頑張ってるのは私が一番知っているからね」
;ボイス位置 7
【くろな】
「うちでは頑張らなくてもいいんだよー」
;ボイス位置 7
【くろな】
「言ってくれたら、いつでもこうしてあげるからね……」
;ボイス位置 7
【くろな】
「(吐息)」
;ボイス位置 7
【くろな】
「ふふっ……君の横顔をこうして見れるのはずっと前から好きだったよ」
;ボイス位置 7
【くろな】
「大事な宝物っていつまでも眺めていたくならない?
私だけのものって感じがして、幸せなんだよね」
【くろな】
「君も幸せだと感じてくれてると、嬉しいな」
;ボイス位置 7
(耳かき終了)
【くろな】
「はい! おーしまい!」
【くろな】
「お疲れさま。またこういうのもいいかもね」
;ボイス位置 7
【くろな】
「じゃ! 遅めの朝ごはんといきますかぁ!」
【くろな】
「おっさけー! おっさけー!」