■06
■06
はぁ~……あ~、も~。
なんか憂鬱……図書館でも寄ってくか、それとも街をフラフラと……うーん。
駄目だわ。
それでモヤモヤが晴れるワケでもないってわかってるし。
あの日からずっと、ろくに喋ってないのが悪いのよね。
お兄ちゃんってば、ずっと謝りっぱなしだし……別に、悪くないって言ってるのにさぁ、うう、んぅう~……。
まぁ?
妹の処女、奪っちゃったんだから……後悔はするわよね~。
あたしはホント、気にしてない……コトもない、んだけど。
でもっ、しちゃったものは、もうしちゃったんだしさ!
そうよ。
なかったことにはできないけど、サラッと忘れちゃえばいい。
改めて、それをわからせてあげて……あ。
そう言えば、今日も彼女来てるかな……今日も、して、る?
うぅ……それはやっぱ、モヤモヤはするんだよね~。
んも~っ。
まっ、いいや!
それも含めて、お互いもう一回納得しあって……終わりにすればっ、あっ、んお!?
うわっ……あっ、え?
あぁ、はいっ。
大丈夫……あれ?
お兄ちゃ……あ!
彼女さん?
わわっ、すみませんっ。
どうぞどうぞ……って、んん?
あれ……お帰りですか?
あぁ、はい……そうですか。
それじゃ~……ん、んん?
え~っと?
あれ?
お兄ちゃん、送らなくていいの?
あ……っそう。
へぇ~……ん、んん。
いやまぁ、いいけど、さ。
なぁに?
今度こそケンカしたの?
はぁ~……やれやれね~。
そういう時こそ、送っていった方がいいと思うんだけど?
はいはい。
恋人のいないあたしには、わかりませーん。
んっふぅ~……って、言うかさ。
ホントにいいの?
ふ~ん……そう。
あたしは……いいけど。
んっ……な、なんでもないっ。
うん?
それより……なぁに?
あたしに話し?
あ~、まぁ……あたしも、お兄ちゃんに言っておいた方がいいことが……う、うん。
いや、だから……もう謝らなくてもいいってっ。
あれは、その……お互い様っていうコトで、さ。
別に……嫌じゃなかったし。
そもそも、あたしから誘ったみたいなものだったし、ねぇ。
あ!
もしかして、そのせいで彼女とケンカになったんじゃないでしょうね?
だってお兄ちゃん、あれ以来ずーっとへこんでる感じでさ?
あたしは平気だし……その、むしろ……嬉し、く、ないワケでもない、と言うか……あ、あはは。
い、いや。
は……はぁあ!?
ちっ、違う違うっ……だからって、またしたいって言ってるワケじゃっ。
ばっ、馬鹿っ。
そんなワケ……な、ないし。
ないって……うぅ、んん。
え……なぁに?
なっ……何言ってっ、うっ、んん、んぐっ……っくはぁ、はぁ、はぁはぁ。
待ってって。
あたしとしなくっても、やらせてくれる彼女いるんだからさぁ……うぐ。
それは、まぁ?
そうだけどさ……うぅ、それはわかってるんだけどさ~っ、あ、あたしだって、そりゃ?
まぁ、その……お兄ちゃん以外とする気には、なれそうにもないって言うか……うぅう。
ままっ、待った待った。
落ち着こっ……きょ、兄妹だからっ。
だからっ、あれはモノの弾みと言うか……興味本位で、その。
こ、好奇心が抑えきれず……うぇえ?
性欲って!
そう、だけど……それはまぁ、そうかもしれないけどさぁ!
だって、兄妹だし……普通駄目でしょ。
なんだっけ?
兄妹ナントカ……あぁ、近親相姦、ね。
それそれ……んっ?
むぐっ、んっ、んぅう!?
んぶっ、んっ、んっ、んむむ、うぅうっ……っぶは!
あっ、こら。
ちょっと待ってって、んっ、んぶぶっ。
んぶっ、んぶっ、うう、うっぷ、ちゅぶ!
んむっ、んむっ、うう、ちゅむちゅむ、んん、んぅう、じゅる、ちゅるるっ……っちゅぅ、うう、じゅるじゅる、んっちゅ、ぢゅるん!
んっ、んっ、んじゅ、じゅるる、ちゅるる。
んっふー、ふー、ふー、ふー、うう、んっちゅ、んぅう……っちゅるん。
じゅる、ちゅうちゅう、ぢゅぶぶ、じゅろ、ちゅろちゅろ、ちゅぼっ、おぶっ、んうっ、うぶうぶ。
ぶっはぁ~っ、はぁっはぁっ、はぁ、はぁあ~……もっ、もぉ~っ。
ヤバイって言ってるのにさぁ?
あはぁ、はぁはぁ、はふぅ……お、お兄ちゃん?
責任、取ってくれる?