Track 5

・トラック05「耳かき(右)」

【はいね】 「おうちにきたーく」 【はいね】 「テッテレレレー。どぉん。クエストを達成しましたぁ」 ;SE どぉんのタイミングで扉が閉まる音 【はいね】 「まあ手を洗ってソファーに座るまでがクエストだけどね」 ;SE 水を出す音 ;SE 手を洗う音 【はいね】 「がらがらがらがらがら~、ぺっ」 【はいね】 「君もちゃんと手洗いうがいしてから来てね」 ;SE ソファーに座る音 ;ボイス位置 15 【はいね】 「ふぅぅーーーー……疲れた」 ;SE ソファーを電動でリクライニングさせる音 【はいね】 「はぁぁ~、足を伸ばせるソファーって最高だよねぇ~……」 【はいね】 「ずっとここに住みたくなるよぉ」 【はいね】 「読書もテレビもPCもゲームも、食事も睡眠も全部ここだけで!」 【はいね】 「まあ実際にソファーで寝てると体のコリがすごい事になっちゃうんだけどね」 【はいね】 「一か月くらいソファーで寝る生活して最後の最後で風邪を引いた時はお世話になりました……」 【はいね】 「やっぱり寝るなら布団かベッドだよね!」 【はいね】 「ハンモックでは寝たことないから今回は見送りという方向で……」 【はいね】 「まあまあ一時的ならソファーも都だから、君も隣に座りたまえ」 【はいね】 「特別にはいねさんの膝枕を貸してあげよう。はーい横になって」 ;ボイス位置 11 【はいね】 「寝心地はどうかね、マイフレンド」 ;ボイス位置 3 【はいね】 「絶世の美女による膝枕だからね、さぞ寝心地のいいことだろー? なぁ?」 ;ボイス位置 11 【はいね】 「まあ絶世の美女っていうのは冗談だけどさ、誰かの膝の上に頭を預けるのって、なかなか悪くないでしょ?」 【はいね】 「膝の上に誰かを乗せるっていうのも、悪くないもんだよ」 【はいね】 「だから……その、もう少しだけ、乗せててくれないかな?」 【はいね】 「そうだ、君が飽きないようにさっき買った綿棒で耳かきしてあげるからさ!」 【はいね】 「いい? いいかな?」 【はいね】 「よーし、じゃあ決定ね!」 ;SE 綿棒を袋から取り出して、包装を破く音 【はいね】 「ゲーマーなのでね、こうやって包装を破くのは得意なんですよ」 【はいね】 「パッケージ版だと、ぴっちりと包装されてるからね」 【はいね】 「今ではこの通り。綿棒もほんの数秒で取り出せます! ふんす!」 【はいね】 「それじゃあ今からこの綿棒でぇー」 ;ボイス位置 3 【はいね】 「君の耳をカリカリしていくね」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「こうやって人の耳を掃除するのって、実は初めてかも」 【はいね】 「もしかしたらちっちゃい時におとーさんの耳を掃除したことがあるかもしれないけど、全然覚えてないや」 【はいね】 「緊張で指先が震えるね……こんなに緊張したのは初めてやったゲームのラスボス戦ぶりかも」 【はいね】 「耳って繊細だからね、自分のはまだしも人のだからなおさら……」 【はいね】 「最初はぎこちなくて申し訳ないけど、ゆっくりやらせてもらうね」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「人の耳の掃除って難しいね……普段コントローラーで細かい動きはすごく慣れてるつもりだったけど、全然違うわ」 【はいね】 「まあまず、持ち方からして違うもんね」 【はいね】 「お箸とか鉛筆を持つ感じでほじる動きだからね、まったく縁がなかったわ」 【はいね】 「いやー自分の耳は、よぉくやってるんだけどなー」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「こうやってやればいいのかな。こう、耳の淵をなぞるように、ぞりぞりぞりって」 【はいね】 「あーなんだかそれっぽいね」 【はいね】 「じゃあここからはぞりぞりぞりぞりやっていくよ」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「ふーっ、ふーっ」 【はいね】 「外側はこんな感じで良さそうだね」 【はいね】 「じゃあちょっと、内側の方……任せてもらっちゃってもいいですかね?」 【はいね】 「はーい、ではこちらの耳の案件、進めていきますねー」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「耳掃除って大変だね、耳垢を奥まで押し込まないように気を付けないといけないし」 【はいね】 「こう、慎重に、慎重に……」 【はいね】 「アクションゲームで細い塀を歩くくらい慎重にやってるよ」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「よーしよし、ごっそり取れてきたね。ほら、綿棒の両端に山のように耳垢が」 【はいね】 「まあまあ綿棒の残機はたくさんあるから大丈夫!」 【はいね】 「今回だけでストックがなくなるってことはないからね!」 【はいね】 「じゃ、新しいので続けていくよー」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「なんとかコツみたいなものは掴めてきたかも」 【はいね】 「まー、スーパーゲームプレイヤーのはいねさんにかかればこんなもんですよ!」 【はいね】 「コツが掴めれば後は経験を積んで極めていくだけだね!」 【はいね】 「じーっくりやっていくよ!」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「耳かきって自分でやると、気持ちがよくていつまでもやっていたくなるよね」 【はいね】 「私の耳かきはどうかな? 気持ちよくなってくれてる?」 【はいね】 「これからは、もっと練習して君にもっと気持ちよくなってもらえるように頑張るからね」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「乾いた耳垢を飛ばすためにちょっと耳の中に息を吹き付けるね」 【はいね】 「ふぅぅぅぅぅぅぅっ、ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ」 【はいね】 「あ、これ結構気に入った?」 【はいね】 「じゃあもう一回やってあげよう。すぅぅぅぅ」 【はいね】 「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ」 【はいね】 「よきよき。もうちょっと中の方をぐりぐりしよっか」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「目がとろーんとしてきたね。眠くなったらいつでも寝ていいよ。まあその時は私も寝るけどね!!」 【はいね】 「はいねさんの膝で寝たら、さぞいい夢を見るだろうね」 【はいね】 「たぶんあれだね、風船を背中にくくりつけてひたすら飛び続ける夢だね」 【はいね】 「いい夢……かなぁ?」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「中の方は良い感じにできてきたから、最後は奥の方、挑戦してみるね」 【はいね】 「痛かったら言ってね……じゃあ、行くよ?」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「奥は中々見えづらいね……綿棒だと高難易度だわこれ」 【はいね】 「これでもトゲでタルな迷路も攻略してきましたから、まあ任せてくださいよ」 ;SE 耳かき 中 【はいね】 「オーケー、オーケー……あとはー、この細かいのを取っていけば」 【はいね】 「んー。綿棒だとこれ無理そうだな。吹き飛ばしちゃいますか」 【はいね】 「ここからすごく息を吹き付けようと思うんだけど、覚悟はいい? 私はできてる」 【はいね】 「じゃあ、いくね。すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」 【はいね】 「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、ふぅぅぅぅーー、ふぅぅぅぅぅぅぅっ」 【はいね】 「ぜー……ぜー……最近ちょっと息をするだけで息切れするんだよね……運動するゲーム買おうかな……」 【はいね】 「ふうぅぅぅぅっ、ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」 【はいね】 「ふー、ふー、ふっふっふっふっ」 【はいね】 「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」 【はいね】 「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 【はいね】 「よぉ……し……こっちは、こんなもんかな」 【はいね】 「ちょっと休憩したら反対側やろうか」