1.プロローグ
ねぇ君って、休み時間中いーっつも、スマートフォン見てますよね。
それ、そんなに面白いんですか?
......ああ、そんなに挙動不審にならないでもらえますか?
君、わたしが一体誰なのか、わかってますよね?
わたし、君の後ろの席に座ってる「弐珠 司」です。
クラスの自己紹介の時、名乗りませんでしたっけ?
君、覚えてないと思うから、確認のため言っておくんですけど。
司、このクラスの委員長なんですよ。
だから、司はぁクラスでイケないことしてる人、注意しないといけないんですよね。
ねぇ、君ってそんなにスマホで、エロ本を読むのが好きなんですか?
それも、ふたなり物の逆レイプ本。
前ら、チラチラ~って、後ろに座ってる司に、スマホの画面、見えちゃってたんですよ。
それにぃ、いけないんだぁ......いくらエッチなことが大好きなお猿さんだからって、教室
で勃起しちゃうなんて。
君の勃起したおちんちんの匂い。
司にはわかっちゃうんですよねぇ......ハッキリ言って、迷惑なんですよ。
でも......
*:くすくすと笑う
ううん? 何でもないですよ。君には悪いけど、そのスマホ、没収しますね。
知りませんでした?
委員長って、一応先生の代わりに、授業に関係ないものを没収できるんですよ。
スマホは、学校の勉強にはいりませんよね?
これ......返してほしかったら、今日の放課後、教室に残っててくれませんか?
まさか、すっぽかしたりはしないですよね?
ふたなりの女の子が大好きな、むっつりスケベの......オタクくん?