1.プロローグ
お初にお目にかかります。秘書室の、一枝(いちのえだ)です。
本日付で貴方の補佐を担当することになりました。
よろしくお願いいたします。
私の仕事は秘書として業務各所の円滑な進行を取り計らうこと。
それに加えて、貴方の性処理をお手伝いすることです。
事前説明は受けているとは思いますが、念のため。
今年から我が社は、福利厚生の一環として、
性処理秘書という役職を試験的に導入しました。
これは、配偶者、ひいてはそれに準ずる特定の相手がおらず、日々を悶々と過ごす男性社員に対して、性処理の面倒を見る女性秘書をあてがい、生産性の向上をはかる枠組みです。
その第一号秘書に任命されたのが、私。
そして、社内一の冴えない男性代表に選出されたのが、貴方です。
性欲処理のタイミングは、貴方がもっとも業務に集中できなくなった時。
すなわち、睾丸に貯蔵できる精液の量が、限界値を記録した時のみです。
計測は私が行いますので、金玉がずっしり肥えたら、ご通達ください。
また高い満足度を得られるように、貴方の性癖についても既に事前調査を終えています。
マゾ、なんですってね。
女性からの誘惑や、色仕掛けにもめっぽう弱いとか。
堪え性はなく、恥ずかしい射精や、悔しい射精を好む、と。
まあ、だからなんということはありませんが。
少なくともご自分一人でシコシコとイク、オナニーよりかは、モチベーション向上に役立つかと。
良い結果につながることを期待しています。