ベルフェゴールの性域
黒猫「……コホン。これより、伝承に基づく物語りを始める。題して、ベルフェゴールの性域」
桐乃「あたしは桐乃。今をときめく丸顔読モ。大好きな兄貴が風呂に入るこの時間は、あたしにとってのパラダイス。こうして、こっそり下着の匂いを嗅ぐのが日課」
黒猫「くんかくんか」
桐乃「でも、これだけじゃ満足できなくなってるんだよね。そっか、直に兄貴を嗅げばいいじゃん」
黒猫「その夜、桐乃は兄の寝床へと忍び込む」
京介「な……おま、なにを!?」
桐乃「キモ。勘違いしないでよね。別に夜這いなんかじゃないから」
黒猫「でもこれは、世をしのぶ仮の妹」
京介「黒猫……?」
黒猫「ようやく会えたわね、兄さん」
京介「ああ、そうだな。一万年と二千年ぶり、だっけか?」
黒猫「過ぎた月日に興味などないわ。今、あなたとこうして呼気が触れ合う距離にいる、その事実だけで十分よ」
京介「黒猫」
黒猫「それよりも兄さん。私と、いいことをしましょう」
京介「い、いいことって?」
黒猫「兄さん、優しく抱きしめて頂戴」
京介「こ、こうか?」
黒猫「もっと、もっと強く……そうよ、兄さん」
京介「黒猫……!」
黒猫「あっ……。兄さん。少し待って」
京介「少し、って?」
黒猫「キス。しても、いいのよ」
京介「優しく、か?」
黒猫「あなたに任せるわ」
京介「ん」
黒猫「ん……」
京介「服、脱がせるぞ」
黒猫「兄さんの、固くなってる」
京介「当たり前じゃねえか。俺は、ずっと前からこうなることを望んでいたんだ」
黒猫「私も、兄さんとこうなりたいって思っていたわ」
京介「綺麗だぞ、黒猫」
黒猫「いや。そんなに見つめられたら恥ずかしい」
京介「じゃあ、止めとくか?」
黒猫「……莫迦。続けて頂戴……あ、ン、そんな、ダメよ、んっ」
京介「今度は俺のも、舐めてくれるか」
黒猫「こんなにも固くして、兄さんの、エッチ」
京介「な、おまえだってこんなにしてるじゃねえか」
黒猫「恥ずかしいことを言わないで。……じゃあ、いくわ」
黒猫「時は金なり。ここからは巻きで行くわ」
黒猫「兄さん」
京介「黒猫」
黒猫「兄さんのあつくておっきいお●んぽであたしのお●んこズンズン突いて、兄さんのち●ぽミルクをわたしのなかにいっぱいどぴゅどぴゅってしてっ!!」
京介「黒猫、黒猫、黒猫……!」
黒猫「ら、らめえええ! い、いくう! いくいく、いっちゃうううう! しゅごいのお!しゅごいのきちゃいましゅう! きもちいいのくりゅう! きちゃううう! なんかしゅごくきもちいいのがきちゃううう! らめええ! わたしへんになっちゃうのおお!」
京介「黒猫……くッ」
黒猫「あ……ッ」
黒猫「これが、千葉(せんよう)の聖堕天・黒猫の礎が築かれた顛末(てんまつ)。……って、あなたたち、いつからそこに……!?」
桐乃「悪いケド、正直引いたわ」
沙織「ヤハハ。拙者も、フォローの言葉がござらぬ」
黒猫「見ているなら、見ているって言いなさい……!」