Track 7

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【エピローグ】七緒はセンパイが好き

 あ❤  起~きた♪    おはようございます、先輩。  ちゅ❤  ん?  うとうとされてただけですから、一分も寝てないと思いますよ。  昨日はギリギリまでお仕事されてたんですし。  行きの電車で位、休んでて下さいよ。  私はガイドブック読んでますから♪  ふふ。  先輩の書き込み凄❤  参考書みたいになってる♪    白津リゾートって、遊園地あるのは知ってましたけど。  温泉とか、キャンプ場とか、牧場まであるんですね。  しかも私達の泊まるとこ。  何か『学生さんが旅行』って感じじゃないんですけど。  せんぱぁい。こんないいとこ、ほんとにいいんですか~?  へえ~❤  何々? つまり先輩は❤  そんなに私の温泉浴衣姿が見たかったって事ですかぁ……❤  やっぱり?    あ~、どうしよう❤  私今晩❤ 興奮した先輩に色々されて❤  喉枯れる位喘がされたり。  足腰立たなくさせられたりしちゃうのかな〜❤  ふ~ん?  それもあるけど、それだけじゃないんだ?  ふふふふふ❤  へぇ、たとえば?  ふーん。ほんとに?  先輩って、そんなにジェットコースターお好きでしたっけぇ。  ふ~ん? 他には?  ……………。  へぇ~。  でも、それだけじゃないでしょ。  わかりますよ。  初デート、やり直そうとしてくれてるんですよね。  ……もう。やっぱり、今でも気にして下さってたんですね。  行き先聞いた時から、そんな気はしてたんですよ。  でも、あの時悪かったのは全部私です。  先輩が責任感じる事なんてないんですよ。    だってあの日、せっかく先輩達が企画してくれたのに。  私ったら、ちっちゃい事ですごい傷ついて。  『もう会うのやめよう』とか言ってヘラって。  完全に頭おかしかったですよね。   だから、被害者は先輩の方なんです。  あの時は、本当に申し訳ありませんでした。  うん……。  でもね、あそこで嫌になって当然なのに。  先輩は追いかけてきてくれて。  今もそばに居てくれるだけじゃなくて。  一杯お仕事して、こんな旅行までプレゼントしてくれるんだなぁって。  こんな優しくて、いつも人の事ばっか考えてて。  私の事、こんなに大事にしてくれる人。  この世で絶対先輩だけだよなぁって。  そう思ったら……。  『この人の事、ほんと好き。絶対ずっと一緒に居た~い❤』って思いました❤  ふふ。  後それから❤ 嬉しくて、ドキドキしちゃって……❤  お宿着くなり、先輩の事押し倒しちゃいそう……❤  ていうか、いっそここでしちゃいます?  ちゅ❤  あっはは❤  冗談ですよ❤  でもね。今から言う事は本気です。  先輩。  あの頃、もう全部ダメかもって思う位辛かった私を、助けてくれてありがとう。  弱くて、ダメで。  勝手な私を受け入れてくれてありがとう。  どこにも行けないって思ってた私に、新しい世界を見せてくれてありがとう。  だから。私の全部は、みーんな先輩のものです。  これからも、ずーっとおそばにいさせて下さいね❤  ちゅ❤  あは❤  先輩泣いてる~❤  まだ何もしてないのに~❤  かわい~❤  もう。すぐ泣いちゃうんだから❤  ちゅ❤  え?  先輩……。  ……はい❤  では気を取り直して❤  お土産チェックでも致しましょうか❤  すぅちゃんも、田中さんも、店の皆さんも、私達の親も❤  皆楽しみにされてますからね❤  はい❤ 皆さんの為にも、良さそうな物リストアップしてきましょう♪    ちゅっ。  先輩。大好きです。  七緒は生涯❤ 先輩が大好きです。  それだけは。  ちゃんと覚えてて下さいね?  愛してますよ。  ふふ❤

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