プロローグ
失礼します。
あの……プロデューサー?
お話って……なんでしょうか?
あ。はい。ありがとうございます。
お隣、失礼します……
…………。
それで……お話、って……?
え……?
…………。
やっぱり……。
実は……私もそうなんじゃないか、って思ってました……。
最近、伸び悩んでるなぁ、って……。
自分では、全部のお仕事に、全力出してるつもりですけど……
……ちょっと、空回りしてちゃってるかもです。
プロデューサーに言われて始めた、SNSも……
反響、そんなに多くない感じですし……。
あ……
それは、もちろんですっ。
私、アイドル、続けたい……っ。
ちっちゃい頃からの、夢だったから……。
でも……
このままじゃ、厳しいですよね……。
プロデューサー。
私、どうすればいいですか……?
…………。
え……
えっちな、こと……?
そ、そ、それって……
聞いたこと、あります……
ま、枕営業、っていうやつ、ですか……?
でも……それは、ちょっと……
……え?
違う……んですか?
ぷ、プロデューサーと、私が……
えっち、するんですか……っ?
え、ええっと……
そ、それは……どうして、でしょうか……?
〝色気〟……
……な、なるほど。
それは、私も……言われたことがあります……。
〝みりかは色気が足りないね〟、って……。
……はい。私、彼氏は、いたことないです……。
だから……え、えっちも、したことない……。
確かに……女の子のアイドルファンも、たくさんいるとはいえ……
やっぱり、メインのファン層は男の人ですから……
男の人について、よく知らないのは……
明確な、弱点ですね……
……プロデューサーの、言う通りかもです。
わ……わかり、ましたっ。
経験してみれば、新しい世界が開けるかもしれませんっ。
私……やりますっ。
プロデューサーと、えっち、します……っ。
はい。覚悟、決めましたっ。
最初に言われたときは、びっくりしちゃいましたけど……
……でも、プロデューサーの言うことが間違ってたことって、一度もないですから。
プロデューサーは……
アイドルのおっきなポスターを、ぼーっと見てるだけだった私に、優しく声をかけてくれて……
夢を、叶えてくれました……
プロデューサーがいなかったら、そもそも私は、スタート地点にすら立ててなかったんです。
だから……
プロデューサーの言うこと、信じますっ。
……それに。
そういうこと、するときは……
初めては、プロデューサーがいいなって……
……ずっと、思ってましたから。
プロデューサーとだったら……
全然嫌じゃ、ないです。えへへ。
プロデューサーっ。
えっちのご指導、お願いしますっ。
……は、はい?
言い方が違うんですか?
わ、わかりました。今この瞬間から、えっちのレッスン、始まってるんですね……っ。
確かに。男の人が好きな言い方を知るのも、アイドルとして大切ですっ。
どういう言い方がいいんでしょうか?
……はい。
わかりました……。
い、今から、私のことを……
あなたの、オナホにしてくださいっ。
私、〝見谷(みたに)みりか〟は……
あなた専用の、アイドルオナホになりますっ♪
私の生オナホで、たくさん気持ちよくなってくれると、嬉しいです……♪
……こう、でしょうか?
ありがとうございます……♪
じゃあ……
よろしくお願いします♪
…………。
あの。ちなみに……
〝おなほ〟、って、なんのことでしょうか……?