エピローグ
さて、と。
お仕置きはこんなところでしょうか。
ここまですれば、もう抵抗する気力や体力は残っていないはずでしょう。
拘束、解いて差し上げます。
シーツ、汚れてしまいましたね。お召し物も。
後で替えを持ってきます。ですがその前に…お姉さまに報告をしなくては。
通信魔法、術式展開。
≪魔法っぽいSE≫
あー…てす、てす…
もしもし、お姉さま。
フィリア「リーベちゃん? どうかしたの~?」
あの暗殺者の方(かた)についてお耳に入れたいことがございまして。
フィリア「あぁ、最近捕まえたあの子ね。何かあった?」
お姉さまが不在の隙を狙い、脱走を企て実行しておりました。
ですがご安心ください。
わたくし、それを見事に阻止し、反省を促すべくお仕置きいたしました。
フィリア「おっ、流石は私の妹! 相変わらず仕事のできる子だぁ」
ありがとうございます。
なので、もうこのような事態にはならな…ひゃぁあっ!?(突然くすぐられて驚いた反応)
≪くすぐるSE開始≫
(ここからしばらくくすぐられ悶える)
なっ…!? あっ、ふぁ…ぁ、あっはははははは…!?
まだこんな体力が…っは、きゃっははははは…!? 残ってぇ!?
やめ、っ、っっ…! く、くくくくっ…!
く、ふ…ふふっ、ぅふふふふっ…!
だめっ…! 脇腹っ、やめて…くださいいぃ!
今っ、あっははは…! お姉さまと…ふぅう…! お話中なの、で…!
邪魔しないでくださっ、っ…ふぁあああぁ!?
あはっ、あっははははは…!?
そこ、くすぐった、いいぃっ…!?
だめっダメダメダメぇ…! 腋っ、こちょこちょしちゃっ、やっ…! やだっ…!
ぁ…ふっ、く、ふふふふ…! ふ、ふぁ…あっ、あぁ~っははははは!?
はっ、ぁあっはははははは…いい加減に…しな、さぁあいっ!
≪くすぐるSE終了≫
(息切れ)はぁ、はぁ、はぁ…
なんとか振りほどくことが…できました…
油断も隙もあったものでは…ありませんね…
…気絶、しておりますね。
最後の力を振り絞っての抵抗でしたか。
背中を向けた瞬間を狙って襲い掛かるとは…流石は暗殺者です。
ううぅ…ムズムズします…
フィリア「あはは♪ リーベちゃんって、私以外にこちょこちょされるの本当に苦手だよねぇ。今みたいな嫌がる反応のリーベちゃんも可愛くて好きだけど♪」
…この体はお姉さまだけのものです。他の方に触らせるつもりなどありません。
フィリア「むー…勿体ないなぁ」
…こほん。とにかく、この方の反抗の意志はまだまだ強いようです。
しばらく監視を強化し、引き続き調教し反抗の芽を摘み取って参ります。
フィリア「お願いねぇ。わかってると思うけど、やりすぎちゃダメだよ? それでお気に入り候補の子が今まで何人ダメになっちゃったか」
ええ…気を付けてまいります。
フィリア「よろしい。それじゃ、帰ったらご褒美にいっぱいこちょこちょしてあげるから、楽しみに待っててねぇ~♪」
はい…! お待ちしております…!
…ふふ、ふふふふ。
ご褒美…お姉さまの指で…!
あぁ、本当に楽しみです…!
(少し間を開けて以下独白)
フィリア「…なーるほど、こうなったかぁ。試しに放置してみたら部屋の鍵を開けて脱走しちゃったけど、まさかこんな面白いことになるとは。嫌がりながら笑うリーベちゃんのレアな反応久しぶりに見れたし、あの子に感謝しなくっちゃ。最近は怯えて反抗しなくなる子ばっかりでつまんなかったけど、リーベちゃんに仕返しするくらいだし、まだまだあの子は楽しめそう♪ お気に入り候補から、お気に入りに昇格…っと♪」