Track 1

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「いじわる言葉責め」

隣、失礼しまーす。 ふぅん…。 先輩のお家、結構広いんですね。 駅からも近いし、部屋も綺麗だし。 先輩のくせになかなか いいところ住んでるじゃないですか。 それともぉ、 彼女が初めて泊まりに来るからって 慌ててお掃除とかしたんですか? くすくすっ♡ その反応、 図星みたいですねー♡ いいなぁ。 私もこういうお家住みたいなぁ。 先輩と同棲すれば、 私もここ住めるんですよね…。 明日から引っ越してこようかなー。 そうしたら先輩と ずっと一緒にいられるし…。 あれ、 聞こえちゃってました? くすくすくすっ♡ なにドキドキしちゃってるんですか。 恋人同士なんですから 同棲くらい普通じゃないですか? まっ、流石に明日から引っ越してくる ってわけにはいきませんけどー。 それでもこうして 久しぶりに先輩と過ごせるわけだし、 先輩のお家にお泊まりってだけでも、 私は十分幸せですよ? ん? あれ? あれあれあれ〜? な〜んで目が泳いじゃっているんですか? ていうかさっきから なんでこっち見てくれないんですか? もしかしてなんですけどー、 先輩、久しぶりに会った私に 緊張しちゃってるんですか? いやいやいや… 彼女相手に緊張って、 ウブすぎませんか。 あっ、わかった。 これからすること想像して ドキドキしちゃってるんですね? いやー。驚きましたよ。 先輩があーんな趣味をお持ちとは♡ 付き合ってもう 二年近く経つのに、 ずっとマゾなこと隠してたんですか? それとも、 大学に入ってから よその女に仕込まれました? なんて、うそうそ♡ 疑ってないですよー。 先輩が私に一途なことも、 私に嫌われたり引かれたりしないか 心配で言い出せなかったのも、 わかってますから♡ まあ、それでも? 『エッチの時にいっぱいいじめてほしい』 なんてメールをもらった時には 流石に少し驚きましたけどね? それも一つ一つ、 『こういうことがしたい』 『こんな風にされてみたい』 なーんて注文つけてましたし。 そりゃあびっくりもしますよ。 だって先輩、 何度かエッチしてるけど、 一回もそういう趣味だって 言わなかったじゃないですか。 幻滅なんかするわけないんですから、 早く言ってくれればよかったのに。 先輩、そういうところで ちょっと私を侮ってますよね。 え? そうですよ。 先輩は私を侮ってます。 みくびってるって言った方が正しいですか? 私がどれだけ先輩のことが大好きで、 先輩の趣味も性癖も 全部受け入れてあげられるか、 先輩はわかってないんです。 先輩がどんな変態さんでもぉ、 情けな〜いマゾさんでもぉ、 私はぜ〜ったいに 嫌いになったり 幻滅したりなんてしませんよ♡ だから、なんでも言ってください♡ 私、なんでもしてあげたいんです♡ 久々のエッチなんですし、 先輩がしたかったこと、 ぜ〜んぶしましょうね♡ くすくすくすっ♡

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