Track 1

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殺し屋ちゃんは日常に慣れない

【正面/遠】←マイクからの【位置/距離】 おーい、こっちだ。全く、せっかくのデートなんだからあんまり待たせるんじゃない。ほら、早く行くぞ せっかく全部終わったんだ。一緒に、祭りとやらを思い切り楽しみたい。 右隣で一緒に歩いている。やや感情を露にする 【右/近】 それにしても、私がこうして普通の生活を送れるようになるとはな。平和な世界へ手を引いてくれて、感謝している 表情が固い? 仕方ないだろう。私はずっと、こういう平和な毎日からかけ離れて生きてきたのだから。今もこうして、君と……祭りとやらに行けているのだって、奇跡に等しいんだぞ 少し照れたように 【正面/近】 あ、頭を撫でるな。そんなことされると……私は、その……び、病気にかかってしまう 恥ずかしくなって、ドキドキして、君の顔を……見れなくなってしまうんだ。組織に拾われて、訓練を受けた私にも、まだこんな感情が残っているなんて……信じられない 【右/密着】 私を兵器から人間に戻した責任は、とってもらうからな 【正面/近】 ん……っ。君も顔を赤くして、恥ずかしいのか? こうして、抱き着いて……体をくっつけるのが恋人というものだろう? 何? 結構積極的だって? それはそうだろう。私も、暗殺技の一環で色仕掛けも身に着けているんだ。君を独占できて、喜ばせるためなら……積極的にもなる 歩くのを再開し、少し離れる。感情を少し抑えたように 【右/近】 それにしても、人がどんどん増えてくるな。着物とやらに身を包んで、楽しそうに笑って。全く、気が抜け過ぎている。もしこんな時に襲撃を受けたらどうするというんだ ……すまない。今はそういうの、ナシだったな。組織にいた時の癖で、つい目についてしまった ややキョトンとする 何? 私も着てみればよく似合う、だって? こんな所に来ても、セーラー服じゃ浮いている……か。オシャレというものに興味はなかったが、君が言うなら試しても良いかもしれないな。今度、一緒に選んでくれないか? 緊張気味に 戦いしか知らない私に、一つ一つ……平和な世界に順応できるよう、君から教えて欲しい。受けてくれるか? 安心したように ……ありがとう。快く引き受けてくれて、嬉しいぞ。ええと、祭りは夜店というものを回るのだったか。案内してくれないか? 凄い、色々な店があるみたいね。なんだか、向こうから甘い香りが……。これは、クレープ? しばらく歩き、目ぼしい店を見つける。感情を露にする はぁ……うぅ、う。美味しそう…… なっ! わ、私は涎を垂らして何かないぞ! そ、そこまで気を抜くなど、組織で鍛えられた私が、そんな失態……うう、ぅ……。こんなこと、昔はなかったのに ああ、顔が熱い。どうしてくれるんだ…… え、ええっ!? コレ、食べさせてくれるのか? わぁ……ぁ。い、いただきます。 はむっ、ん……っ、んむっ、んぅ……う。ああぁ……あ、本当に美味しい……ぃ。こんな食べ物があったなんて、知らなかった む、フィアは相変わらず甘いものが好き……? む、むぅ……。確かに昔、君の部屋に忍び込んだ時。菓子パンとやらを全て平らげたことは反省している。それで、君の朝食もなくなったことも悪かったと思っている。 わ、私も……その、節操がなかったんだ。許して欲しい んっ、んんぅ……。そういう所も可愛い、だって? あんまり甘やかさないでくれ。私は、君のそういう所が見えると……トコトン甘えたくなってしまう 抱き締められて密着し、嬉し恥ずかしと言った具合 【正面/密着】 ひゃっ! も、もう……急に抱き締めないでくれ。び、ビックリするし、身体も……今より、ずっと、熱くなる、から……ぁ。クレープも、まだ食べてたんだぞ。君の服が、汚れるだろう……? SE:花火の音 抱き締められて密着したままもがく。 っ! な、なんだ! 敵襲か! まだ組織の残党が残っていたというのか! 人込みだからこそ、こちらを狙いやすく……! ええい、油断した。何をしている、早く動け! 死にたいのか! んっ! な、何……? 今の破裂音は銃声とかじゃない? 空を見て見ろ……だって? やや後ろを振り向き、感心したように声を漏らす わ、わぁ……。奇麗だ。これは一体何なのだ? なるほど、花火というやつか。急に大きな音が聞こえたものだから、私はてっきり…… 抱き締められれたまま、恥ずかしがる うう、またドキドキしてきた……。けど、コレは……その。どこかに隠れたくなるような、変な感じだ。どこかに、穴は開いていないか? な、何を笑っている。私は、その……ううぅ。だ、抱き締めて、隠れさせてくれ……っ 抱き締められれたまま、少しづつ落ち着いていく んうっ、ううぅ……う。はふ、うぅ……。やっぱり、君の身体は安心する。君の手も、温もりも、匂いも、全部が私を安心させてくれるんだ。君と出会ってなかったら、私はきっと……ずっと、ずっと、人を殺して、心のない機械になり果てていただろう そうならなかったのは、不幸なのか幸福なのか、私には分からない。けど、今のこの……温かい気持ちを、ずっと味わっていたいと思う。だから、私と離れないで欲しい。お願い……だ んんっ。また、頭を撫でるな……っぁ、ああぁ。ゾクゾクって、しちゃうから……ぁ むうぅ、まるで子犬見たいって……馬鹿にしているのか? まあいい、君だから許す。君意外だと、鉛球を額にお見舞いしているさ 物騒なことはあまり言わないで欲しい? ……そう言われても、急には抜けきらない。少しづつ、少しづつ……。君と生活していく中で、直せればなと思う だから、私とは長い付き合いになるぞ。というよりも、一生をかけて責任を取ってもらう。君とは、歳を取って、死ぬまで一緒だ。神様の前で誓い合う必要はない ずっと、ずっと……。辛いことに、悲しいコトも一緒に乗り越えて、添い遂げよう。約束だ

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