1章 - 捕らわれのヒーロー
ふぅ…、ふぅ…、ふぅ…
ふふ、馬鹿なやつよな
わざわざこんなところまで捕まりにやってくるとは
ほらどうした?
わたしに…、正義の制裁を与えるのではなかったのか?
それとももしや、それがお前の正義とやらか?
わたしの足元に無様に這いつくばり、…んっ、身じろぎすることしか出来ぬその姿がか?
ふふふふ
なかなか腕に覚えはあったようだが、相手が悪かったようだな
残念だが、んっ、これが力の差というやつだ
わたしには毛ほどの傷もつけることは叶わなかったな
んっ、ふぅ…っ
このルヴィア=マズルカに勝てる者などこの世にはおらぬ
どうだ? 返り討ちにあった気分は
よもやわたしを侮り、力を出し惜しんだわけでも…あるまい
お前は自分の正義を信じ、全力でわたしに挑み、
………
さぞ悔しいかろう
そこで、己の無力さと愚かさを…んふっ、悔いるがいい
…あぁ、いいぞその顔
その苦渋に満ちた表情…
そそる
そそるぞ
んっ、…ふぅ…んっ
ゾクゾクする
んん?
ほう、まだそんな反抗的なことを言える気力が、残っていたか
いいぞ
戦士たるもの…、んっ、そうでなくてはいかん
そうだ…
もっと、はぁっ、悪あがきしてみろ
わたしに踏みつけられながら…、んっ、はぁっ、ジタバタあがいてみせろ
はぁっ、はぁっ
//引きつった笑い 発情が滲んでいる
ふふ
ほらどうした
そんな力ではわたしの脚ひとつ跳ねのけることはできぬぞ
もっとだ
そうだ、もっと頑張ってみせるのだ
いいぞ
そうだ
まだまだ力
面白い、気に入ったぞ
わたしに逆らった者の罪
すぐにでも殺してやろうと思っていたが…んっ、気が変わった
少し…遊んでやるとしよう
わたしを満足させることが…んっ、出来たなら、特別にペットとして飼ってやってもいいぞ
わたし専用の性処理奴隷として…、ぁッ、毎日…使ってやろう…
んふっ、そうだ、もっとあがけ
あがいてもがいて…ん わたしを楽しませるのだ…