Track 1

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プロローグ いつものホテルで……

おはようございまーす。あー! おじさま! ごめんなさい、遅くなっちゃって。待ちましたよね? んー? んふふふ、そうなんです。今日は現場から直帰。お仕事がいくつか押して、ちょっとバタバタしちゃいまして…… あれ、私もしかして今…「おはようございます」って言っちゃいました? あははっ、ごめんなさい。お仕事モードがまだ抜けてなかったみたいです。 そうですよね。もうこんな夜中なんだもん。 じゃあ改めて。こんばんは、おじさま。今日は一日、幸せでしたか? ……くすっ。もー、おじさまったらお上手なんだから。 愛花も今が一番幸せです。ん……ちゅっ。 んふふふ。本当ですよ。ずーっと会いたかったんだもん。 おじさまも? あはっ…嬉し。ちゅっ。もっとぎゅってして? ちゅっ。むちゅっ。ぁむ、ちゅぷっ。 さっきだって。撮影上がり、色んな人からこの後どう?って、誘われちゃったんですけど。全部、ちゃんと断ってきました。おじさまとのお約束があるので。  んー。ここは褒めるところでしょ、もー。ちゅっ。くすくすっ。 あー、出た。おじさまの悪いクセー。 私なんて一人じゃまだまだです。おじさまの応援があってのナンバーワンキャストなんですから。 契約が続く限り、ずっと…愛花はおじさま専用のプライベート愛人、ですよ。 …うふっ。心配性、治りました? じゃあ……今日はどんな風にして私を、おじさまの物にしてくれますか?

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