Track 2

Previous Track Back

opening2

「わたしは、姉のソフィア…」「わたし妹の、スヴィア…」 「わたしたちは」「双子の超能力、少女…」 「サイコキネシスや、予知能力…」「テレパシーなんかを、駆使して」 「「悪の組織と戦う、ヒロインだったの」」 「でもね…」 「でも…」 「妹が、組織に捕まってしまったの…」「私、ドジやっちゃって…組織に捕まっちゃったの」 「だから、わたしは、妹の解放と引き換えに、組織に、身体を差し出すことにしたの…」 「わたしは、おねえちゃんが助けにきてくれて、どうにか助かることができたの」 「わたしは、妹が無事なら、私がどうなろうと、それでよかった」 「わたしはおねえちゃんさえ無事なら、それでよかったの」 「「だから」」 「わたしは、組織に刃向かえないように…催眠洗脳装置に掛けられることになってしまったけれど…」 「わたしは、組織に刃向かえないように…催眠洗脳装置に掛けられてしまっていたけれど…」 「わたしにはそれから過酷な調教が待っていたけれど…」 「わたしはこの時すでに、なにもかも、手遅れだったけれど…」 「「わたしは、それでよかったの…!」」 「でも、おそらく…」「だけど、たぶん…」 「「わたしが催眠洗脳装置に掛けられてしまったからだと思うけど」」 「わたしたちは」「お互いにテレパシーを使うことができなくなっていて…」 「お互いのことは…」「表情や口調や、仕草で察するしかなかったの」 「けれど、帰ってきた妹は、ひどいことをされていたようには全く見えなくて」 「だけど、おねえちゃんはいつもどおりの、やさしくて強いおねえちゃんで」 「妹の、いつもの笑顔や、へこたれてない様子に」 「おねえちゃんの、うれしそうな笑顔と、明るい声に」 「安心して…しまっていたの」「安心しきってしまって…いたの」 「「それが、まさか…」」 「催眠洗脳装置で無理やり作られてるものだ、なんて」 「催眠洗脳装置で強制的に行われてるもの、だなんて」 「自分のことでいっぱいいっぱいだった私たちは」 「お互いに、気が付くことができなかったの…」

Previous Track Back