寝取らせのきっかけ
(中央、普通)
あれ、どうしたんですか。
そんな神妙な顔をして。
お願い?
今更遠慮するような事があるんですか?
もう付き合ってから何年も経つんですから。
それとも、そんなに言いにくい事なんですか?
例えば、実は浮気、していたとか?
えっ、むしろ逆?
寝取らせ?
あっ、その、ふーん、そういう性癖があるのはちょっと知っていましたけれど、まさか自分の恋人がそういうの好きだとは思っていませんでした。
流石に少し呆れてしまいました。
曲がった事とか不義理な事が大嫌いな私にそういうお願いしてくるのは。
それで、どういうシチュエーションで浮気して欲しいんですか?
って、どうしたの、そんなに驚いて。
あなたの事、世界で一番大好きなのよ、私は。
だから、それくらいの事、いくらでも……は流石に嫌だけど、少しくらいならしてあげますよ。
それで、どうなんですか、本当に私に浮気……して欲しいんですか。
わかりました。
まったく、まさか彼氏にそんな願望があったなんて。
その代わり約束。
(右、有声囁き)
何があっても怒らないでください。
たとえ、寝取らせが寝取られになったとしても、あなたは裏切らないでくださいね。
(ちょっと緊張して、恥ずかしそうに)
(中央、普通)
なんて、冗談です。
そんな事、絶対にありえませんよ。
たかだか、数回セックスしただけで心変わりなんて。
でも、今の約束だけは絶対に守ってくださいね、変態彼氏。