【エピローグ】
【エピローグ】
(SE:犬の遠吠え)
(SE:扉を叩く音)
メアリー:【正面・遠】
入るわよ〜
(SE:扉が開く音)
メアリー:【正面・遠→正面・中】
ボク君、まだ起きてるんですか?って…
あら?♡
ふふふ♡ボクくんったら♡
クロエ:【やや左・中】
あれ、お姉さま、どうしたんですか?
メアリー:
あらクロエ。しー♡
クロエ:
ん…?
メアリー:
ボクくんの部屋の明かりが
こんな時間までついているものだから、
様子をみにきたのだけれど…
見て♡ボクくん、机で寝ちゃっているわ♡
クロエ:
ああ、本当ですね。
勉強をしている途中で眠ってしまったんでしょうか?
とても偉いです。
メアリー:
ふふ♡そうね♡
クロエ:
それにしても、あの子が神父様になりたいと言い出すなんて、
思ってもみませんでした。
勉強することがいっぱいで大変なのに。
メアリー:
くすくす⋯♡
そりゃあ…夢のある職業ですもの♡
クロエ:
まぁ、神父さまはとても貴重な存在ですから、
1人でも増えれば教会側としても助かりますし。
頑張ってみればいいんじゃないでしょうか。
どちらにせよ私には関係の無いことです。
メアリー:
あらあらクロエったら…そんなこと言って、本当は期待してるくせに♡
クロエ:
べ、別に期待なんてしてません⋯
…って、あ!
あの子お腹出してる。
もう…世話が焼けますね。
お姉様、私は下から毛布を取ってきます。
メアリー:
ふふ、行ってらっしゃい♡
…ボクくん、あなたならきっと立派な神父様になれるわ。
いい夢を。おやすみなさい♡