6章 失望…幻滅した姉妹たちによるお屋敷での密談…あなたのお祝いパーティー(睡眠薬入り)…お屋敷の地下に拉致監禁…♪
🔴 6章 【2人パート 夕方 姉妹たちの自宅(お屋敷)
①主人公に幻滅する姉妹たちの怖い密談
②主人公の自宅に姉妹で訪れ彼に睡眠薬を盛り寝かせる
③姉妹のお屋敷に主人公を拉致監禁
トラック】
(※この6章から、姉妹達の怖い本性が次第に露わになっていきます。)
(※お互い向き合い、まるで別人格のような怖いオーラ全開で密談する姉妹たち)
【背景音:お屋敷の外で、ひぐらしの鳴く音】
【姉:位置:正面やや左・中距離】
【妹:位置:正面やや右・中距離】
姉「(怖い感じ)
っはー… ったく…
あいつ、なんで思い出してくんないの…?」
妹「(冷たい雰囲気)ええ、まったく…
いくら小さい頃のこととはいえ…私たちは一日だって、忘れたことはなかったのに…。」
姉「(舌打ち)チッ!
毎日毎日、スケベなことまでしまくってやってるってのによ…っ
…そうだ、鈴、 お前…昨日、あいつんとこ、行っただろ?」
妹「ぇ…? そ、それは…。」
姉「隠したってムダだ。 あたしだって、感じたんだからな。」
妹「…っ、き、気付いてたの?
そ、それは、だから…お、お姉と同じ理由で…っ
隠していたわけじゃ――」
姉「るっせぇっ!」
【効果音:強烈なビンタ】
妹「きゃぁっ!
うう、うぅうう…っ!」
姉「あんたが妹ってんじゃなきゃ… もっと酷い目、遭ってたよ…?」
妹「ご、ごめん、お姉…。」
姉「ったく… 姉に黙って勝手してんじゃねえぞ?
オラッ!」
【効果音:押し倒す(床に突き飛ばされる)】
妹「きゃぁあっ! う、くぅ… ごめん、なさい…っ。」
姉「ま、いいや…。 あのこと思い出さないの、あんたのせいってわけでもないしね…。」
妹「ふぅ、はぁ…。 こ、これからどうするの? お姉…。」
姉「あぁん? んなの、決まってんじゃん。
ここまでやってやってんのに思い出さないんなら、もう…。」
妹「お姉、まさか…!?」
姉「あぁ、そのまさか…だよ。 くくくくく…っ。」
【背景音:お屋敷の外で、ひぐらしの鳴く音】
(※場面転換 その後 真夜中に主人公の自宅を訪れた姉妹達)
【効果音:ドアチャイム】
【効果音:ドア開閉】
【姉:位置:正面やや左・中距離】
【妹:位置:正面やや右・中距離】
姉「(普通の状態)
や♪ また遊びに来たぞ~♡ あはは♡」
妹「もう、お姉ったら…♡
ごめんね、こんな遅くに♡
今、大丈夫?♡」
姉「もちろん大丈夫だよな? ふふふ…♡」
妹「実は私たち、ずっと忘れてたことがあって…♡
あなたがせっかくここに帰ってきてくれたのに、そのお祝い、してなかったなぁって♡
ね、お姉?♡」
姉「ぁん? あ、ああ、そうそう、お祝い♡
ちょっとしたパーティみたいなこと、やってなかったって思ってさ♡
ま、あんたなんかにそういうことすんのも、ちょっともったいないかな~なんて思ったんだけど、鈴がどうしてもなんて言うから、仕方なくねぇ…♪」
妹「はいはい♡ それはもういいってば♡
はい、どうぞ♡ お姉が一生懸命選んだシャンパンだよ♡
ふふ、わかるでしょ?お姉が一番、お祝い、楽しみにしてたんだよ?♡」
姉「っだ~っ、もうっ! それを言うなって何回言ったらわかんだよっ!
毎回毎回っ! お前はさ~っ!?」
妹「ふふふふふ…♡ 素直になれないお姉が悪いんだよ?♡」
姉「す~ず~…っ!」
妹「はいはい♡ というわけなので、早速お祝いはじめましょ♡
お邪魔しまぁす♡」
姉「あっ、逃げんな鈴っ♡」
【効果音:廊下を歩く足音×3】
(フェードアウト)
(※場面転換 リビングの食卓へ移動した3人)
【効果音:飲み物 シャンパンをグラスに注ぐ】
妹「それでは、あなたが帰ってきたことお祝いして…♡」
姉「かんぱ~い♡」
【効果音:乾杯(3つのグラスが合わさる音)】
妹「さあ、飲んでみて? おいしいよ♡」
姉「あたしが真っ剣に選んだやつだからな♡
まずは主役のお前から、ぐいっと飲め飲め~♡」
※二人同時
姉「ほ~ら、ごっくん…♡」
妹「は~い、ごっくん…♡」
【効果音:主人公が睡眠薬入りのシャンパンを飲み干す音】
姉「ふふ、ふふふふふ…♡」
妹「あはぁ…♡」
(※数秒の間)
姉「ん~? どうしたんだ? お~い?♪」
妹「急にふらふらしちゃってぇ…♪ どうしたの~? ね~ぇ…♪」
【効果音:即効性の睡眠薬が直ぐに効き、眠るように倒れる主人公】
※二人同時
姉「んふふふふ…♡」(※声が遠くなる)
妹「ふふふふふ…♡」(※声が遠くなる)
(※数秒の間)
(※素の本性に戻る姉妹たち)
姉「(怖い感じ)…これ、ちゃんと効いた?」
妹「(冷たい感じ)ええ。 しっかり効いてるみたい。 ぐっすり眠ってる…。」
姉「そう。 ならいいや♪ へへ…ちゃんと効くか、ちょっと心配だったんだけどさ…
この薬…♪「」
妹「それについては平気だって言ったでしょう?
なにせ、うちの財閥が作ってる、最新のお薬の中の一つなんだから♪
むしろ、手に入れることのほうが大変で… おじさま方から、何に使うんだって、責められて…。」
姉「ったく、あのジジイどもが… 相変わらずガタガタうるせえんだから…。」
妹「まったく…。 私たちには彼がいるって何度言っても、お見合いや縁談を持ちかけてきて…いい迷惑だった…。」
姉「でも、それも今日で、ホントにおしまいだ…♪」
妹「ええ…♪ あとは彼を、あそこに監禁してしまえば…♪」
姉「こいつは永遠に…♡」
妹「私たちの、モ・ノ…♡」
※二人同時
姉「んふふふふ…♡」
妹「ふふふふふ…♡」