3回目
<正面 普通>
お兄さん、肉じゃがは口に合いましたか?
ふふっ、それは良かったです。
はいっ、今回のメニューは豚の角煮です。なかなかの自信作ですよ。
ええ、自分用には買えないような、ちょっといいお肉を使いましたから。
とっても美味しかったです、ふふっ。
それと、こちらのサニーレタスもオマケです。
ちゃんと野菜も食べないとダメですよ、ふふふっ。
前のタッパーは持って来ましたか?
あれ? 何か入ってます?
これはー、あー、チョコレートですか、それもいい所のじゃないですか。
もう、お兄さんはお金払ってる側なんですから、こんな事をしなくてもいいのに。
これ、本当にいただいちゃってもいいんですか?
ふふっ、ありがとうございます。
お兄さん、なかなかできる男ですねぇ。
でも、次からは結構ですよ、余計な出費をさせてしまうのは忍びないので。
う~ん、そうですか、どうしても気が引けるというのでしたらー。
あー、では、お兄さんの好きな小説を貸してもらえませんか?
お恥ずかしながら、私、作家志望でしてー、他の人が好きな本とか気になるんですよねー。
ええ、どんなジャンルでも構いませんよ。
せっかく人に聞いているんですから、むしろ自分では選ばないような本がいいですね、グロとかはちょっと勘弁してほしいですけど。
ふふっ、どんな本を選んできてくれるのか楽しみです。
<右 近い 囁き>
んっ、それでは、またの挑戦「も」、楽しみにしております。ふふっ。
次こそは、エッチもできる男になって、私を、イカせられるといいですね。
(頬にキス)チュッ、ふふっ。