120回目(?) その2
<正面 遠い>
あっ、お兄さん、お目覚めですか?
んー、昨日よりも顔色がいいですね、ぐっすり眠れましたか?
あはは、お腹、鳴っちゃいますよね。朝ごはんのいい匂いがしてますからねー。
あとは盛り付けるだけですから、すぐに食べられますよ。温かいうちにお召し上がりください。
<正面 普通>
はい、今日の朝ごはんは、焼き鮭のお茶漬けとタラの芽のゴマ和えです。
お好みで、わさびをひと絞りしても美味しいですよ。
ふふっ、食べやすくて栄養のある物をと思いまして。
鮭は皮目もパリッと焼いていますから、サクサクっと食べられちゃいます。
鮭もゴマも疲労回復に効果があるらしいですよ。
いただきます。
あむっ、んー、日本【にほん】の味ですねー。三つ葉の爽やかな香りが朝にぴったりです。
ふふっ、あわてずによく噛んで召し上がってくださいね。おかわりも用意していますよ。
はい、どうぞ。いい食べっぷりですね、ふふっ。
お兄さん、昨日は夕飯も食べずに寝てしまいましたから、お腹が空いているかと思いまして。
まあ、エッチしないで寝てしまうのも、安心できる居心地のいい関係ができているって事でしょうから、それはそれで喜ばしいんじゃないでしょうか。
おかげで私も読書がはかどりましたし、ふふっ。
んー、何ですか? マッサージしてあげてたのに、寝ちゃったのはお兄さんですからね。
さあ、早くしないと遅刻しちゃいますよ、ふふっ。
<右 近い 囁き>
んっ、ぎゅーっ。
ほら、エッチできなかった代わりに抱きしめてあげますから、そんな未練がましい顔しないでください。
ねぇ、お兄さん、次回はまた、ベルベット、しましょうか、ふふっ。
だから、今回はこれで我慢してくださいね。
<正面 近い>
(キス)んっ、チュッ、ふふっ。
<正面 普通>
お兄さん、いってらっしゃい!