Track 2

Track 2

;クリスマスパーティーパート ;H無しですが、前置きとしては長いので次のHシーンとは別ファイルにお願いします 【響子】 「どうどう、お兄ちゃん、それ、響子が作ったんだよ!?」 【昌子】 「もう、姉さん。そんなに急かしたらいけませんよ……お兄さん、こっちは私が作ったんですが……」 【響子】 「ん……えへへ、そう、そう? ふふ、良かったぁ。お兄ちゃんに喜んで欲しくて秘密で特訓したけど、そんなに喜んでくれるなら嬉しいな」 【昌子】 「ふふ、そうですね。姉さん、すごく頑張ってましたからね……あ……ふふ、はい。私も頑張りました……そう言って貰えると嬉しいです、お兄さん」 【響子】 「昌子のお料理も美味しいもんね、この唐揚げもすごく美味しいよ、昌子」 【昌子】 「ありがとうございます、姉さん。姉さんが作ってくれたマリネサラダも美味しいですよ」 ;3秒程度間 【響子】 「それじゃ、これが響子からのプレゼント。じゃーん、どう? お兄ちゃん、前にこれ欲しいって言ってたよね」 【昌子】 「姉さん、前に聞いてからずっと覚えてましたもんね。ふふ、クリスマス前に買ったらどうしようってずっと心配している姉さんはとっても可愛かったですよ」 【響子】 「うぅ、だってお兄ちゃんに喜んで欲しいけど、出来れば驚いて貰いたかったし……お兄ちゃんが買ってるの気づかずに二つになっちゃったら残念な感じだし……え、えっと、今更なんだけどそれ、まだ買ってないよね……? ……えへへ、そっか、そっか! うん、良かったぁ……気持ちの問題って言うのは判るんだけど、やっぱりお兄ちゃんにいっぱい喜んで欲しかったから、本当に良かったよぉ」 【昌子】 「それでは私からですが……私は実用品にしました。これなら普段生活でも使えると思うのですがどうでしょうか……ああ、良かったです。お兄さんの趣味に合っていなかったらどうしようかと心配でした」 【響子】 「昌子もね、買う直前までずっと悩んでたんだよ。お兄ちゃん、どっちの方が喜んでくれるかなって」 【昌子】 「言わないでください、姉さん。顔から火が出てしまいます……あ、はい……その、姉さんが買う物は事前に聞いていましたし、それなら私は違う方向でと考えてそれにしました……普段使いでも大丈夫で、お仕事の時でも使えると思って……あ、う……そ、そうです、その……いつでもお兄さんに使って貰えると嬉しいなと思って……あ……はい、使って下さい……ふふ、嬉しいです」 【響子】 「ふふ、良かったね、昌子。ちゃんと喜んで貰えるかって二人でドキドキしてたもんね」 【昌子】 「ふふ、そうですね……お兄さん、野暮な事は言いっこ無しです。確かに安い物ではありませんが、無理をした訳ではありません。それだけ私と姉さんはお兄さんに感謝してるんです」 【響子】 「うん、お菓子とか本とか、色んな物、確かに我慢したけどそれでもお兄ちゃんにあげるんだ、って考えたらそんなに辛くなかったし……それに喜んでくれるお兄ちゃんを見るのがやっぱり一番嬉しいもん」 【昌子】 「そうです、お兄さんにはいつもお世話になっているから、というのもありますが……それ以上に喜んでくれるその姿が見たかっただけですから……ふふ、ええ。それが見られただけで私と姉さんは大満足です」 【響子】 「そうそう、だから気にしないで? 響子と昌子はね、お兄ちゃんが喜んでくれるのが一番嬉しいんだよ? ……ふふ、お兄ちゃん顔真っ赤にして可愛い♪」 【昌子】 「くすくす……そうですね、お兄さんの照れる姿は可愛いです……大事に使って下さいね、お兄さん」 【響子】 「それじゃ、パーティーのクライマックス……クリスマスケーキだよ、お兄ちゃん! ふふ、見てみて、これも響子と昌子で作ったんだよ?」 【昌子】 「上のサンタさんのお人形や、チョコプレートはさすがに作れなかったのでケーキ屋さんにお願いして分けて貰ったんですけど、スポンジやクリームは私と姉さんでちゃんと作りました」 【響子】 「えへへへ、スゴイでしょ。これを作るまでに何個のケーキが犠牲になった事か……っ!」 【昌子】 「綺麗にデコレーションするの、本当に大変でしたねぇ……料理の練習で一番時間を使ったのは間違いなくこのケーキでしたね……」 【響子】 「でも、特訓の甲斐あってこうしてきちんとした形になりました! と言うわけで、切り分けるよ、お兄ちゃん」 【昌子】 「姉さん、慎重に。ここまで綺麗に作れたんです、切り分けに失敗して無様な姿になったら取り返しがつきませんよ」 【響子】 「わ、判ってるよ、うん……大丈夫、任せて、切り分けもきちんと練習してるから……よ、と……ん、こうして……はい、切れた!」 【昌子】 「お見事です、姉さん。私も手に汗握りました」 【響子】 「ふふ、響子は手じゃなくて背筋に汗かいたけどね……と言うわけで、お兄ちゃん、どうぞ」 【昌子】 「甘さは控えめにしてますから、食べやすいと思います。味わって下さいね、お兄さん」 【響子】 「…………どうかな、お兄ちゃん……ほんと? やったーーーー!」 【昌子】 「ふふ、良かったです。今回ばかりは姉さんを窘(たしな)める気になりませんね……私も同じ気持ちです」 【響子】 「ふふ、それじゃ響子達も食べよ? ん……うん、美味しい♪」 【昌子】 「そうですね……うん、一番良い出来ですね……この日に一番上手な物が出来て、本当に良かったです」 ;3秒ほど間 【響子】 「ん、これで片付け終わりだね……クリスマスツリーとかはまだ良いよね」 【昌子】 「良いと思いますよ。パーティーは終わりですが、クリスマスはまだ終わった訳ではありませんからね……ふふ、お兄さん、ちゃんと意味、判ってくれてますよね?」 【響子】 「そうだよ、パーティーの間はずーっと我慢してたんだから……ふふ、この後からある意味本番開始、だよ?」 【昌子】 「とりあえず、少し休憩してからお風呂に入りましょうか。まだ夜は始まったばかりです……ねぇ、姉さん?」 【響子】 「食べてすぐに何かするのは身体に悪いもんね、そうしよっか……ふふ、それまではゆっくりして良いからね、お兄ちゃん」 ;3秒程度間