通りがかりの男に卵産みつけ

　はぁ……ああぁん……はぁん……はぁぁぁ～～ん。も～困ってしまいますわぁ……。ああこれからどうしたらいいのかしらぁ……。この、大量におなかにたまった私の卵達……赤ちゃん……。まさかとってもすえ永く、これまでおつきあいいただいた、モンシロナナホシゴモドトカゲさんが、近頃の異常な環境変化で絶滅してしまうなんて……あああぁ……本当にぃ……はぁぁ……。 　うぅ……ぐすぐす……しくしくしく……。んっ……といっても、私はママだから……こんな所で泣いてなんかいられないわ……。後世(こうせい)から続く、マイマイ族の系譜(けいふ）をたやすわけにはいきませんもの……。はぁ……と、それにしても本当に困りましたねぇ……ああどうすればどうすればぁ……誰か教えてくださいなぁ……あんあん、ああぁ～～ん……。 　ん……あらっ、とそんな時……私のそばを通りかかるのは……人間のお兄さんですねぇ……。う～ん……はっ、そう……もしかしたら……この手で……うん。ゴモドトカゲさんとは……ちょっと姿かたちも違うけれど……このさいですから……思い切って……ふふっ♪ 　んっ……あのぉ……そこのぉ……うふっ♪　あっ……ああ逃げないでくださいっ。私は別にあなたを襲おうとしてるわけじゃありません……。ねっ……こんな見た目ですけどぉ……下半身はかいがらにすっぽりおさまってる、マイマイ族というものなんですけどぉ……。 　その……あの……ほら、上半身はこの通り、人間と同じみためですからぁ……。そこらのモンスターよりは親しみやすいと思うんですぅ……。で、それでぇ……せっかくお兄さんとおあいしたんですからぁ……。ねっ……いきなりでなんですがぁ……今人間様たちの間でぇ……耳かき……はやってるって話じゃないですかぁ……。ええ、風のうわさでマイマイ族の私にも……はい。 　でぇ私ぃ……お兄さん耳かきぃ……ううん、私は耳かき道具なんて使えないんですけどぉ……。ちょっと経験してみたくなってぇ……。ねっ……れろぉ……ん～～～っちゅっ♪　この舌でぇ……お兄さんの耳垢を……ぺろぺろなめとってあげたいと思いましてぇ……うふふふふっ♪ 　ねっ……ただそれだけなんですぅ……。何も裏に変な意図とかたくらみとかありませんからぁ……うふふっ♪　ねっ……優しくぅ……してあげますからぁ……ねっ♪　少しだけ……ほんの少しだけ……。ママにぃ……耳をちゅぱちゅぱ……。んっあっ…申しおくれましたが……私の名前はクレアっていうんです……。 　クレアママ……マイマイ族のぉ……メスです。はい……今この通り産卵期でございまして……重いおなかをうんうんとうならせながら……人間のお兄さんを待っていたわけですぅ……ふふっ♪　……んっ？　ええ？　それと耳かきとなんの関係が？　んっ……いえあの……その……直接は関係ないんですが……。 　なんとなくぅ……虫のしらせでぇ……。……人こいしくなってきて……。んっ……ふぅん……ぎゅっ……むぎゅっ♪　ああん……ほら……ママのおっぱいおしつけちゃいます……。ねっ……こまかいことはどうでもいいですから……耳をちゅぱちゅぱ……させてくださいなぁ……クレアママにぃ……♪　ねっ♪ 　耳ぃ……欲しい♪　ママのぉ……甘くてながぁ～～い舌ぁ……。ぺろぺろれろれろぉ……♪　普通のやりかたじゃあ絶対にとどかない奥のぉ……耳垢までちゅるちゅるってすくいとってあげますからぁ……ねっ……♪　耳……ちょうだい……んっ……ちゅぷ……ちゅぷちゅ……ちゅううううっ♪　あっ……いいんですねぇ……それではぁ……♪ 　んっ……♪　ちゅうっ♪　ほら……はいっていきますよぉ……奥まで……動かないでぇ……ふふっ♪　そのままそのまま……怖くないですから……んん……あんっ。駄目……動かないで坊や……んっ……んんんっ……んっきゃっ！　きゃああっ……いやっ……あああん……んもう……なんてことするのぉ……ママをどんってつきとばすなんてぇ……。 　ママは坊やに耳ちゅぱしようと思ってただけなのにぃ……ふぅん……。んっ？　ええ？　あらぁ……ん……ああやっぱり気づいちゃったのぉ？　ふふっ♪　あ～んちょっとばればれすぎたかしらぁ……。そうよぉ……このぉ……舌の上のぷつぷつしたぁ……真珠みたいなつぶつぶ……♪　これぇ……ママの赤ちゃんがつまった卵なのぉ……。 　卵……素敵な卵よぉ……。他の生き物の体内にうみつけてぇ……まわりに栄養たっぷりの状態で孵化(ふか）させるのが目的なのぉ……♪　うふふっ♪　あ～あ……おしかったなぁ……。そのままママをうけいれていればぁ……。新しい宿主(やどぬし)にえらばれてたかもしれないのにぃ……ふふっ♪ 　あのねぇ……ちょっと話しちゃうけどぉ……ママ困ってるのよぉ……。毎年毎年ぃ……。お世話になってるゴモドトカゲさんがぁ……なぜか絶滅しちゃってぇ……卵を産み付ける相手がいなくなっちゃったのよぉ……。ねぇ……本当に困りはててるのよぉ……。生き物が生きる意味ぃ……子孫を残す目的ぃ……それがはたせなくなっちゃうんだからぁ……。 　ねっ……ママのしたこと……そう考えると許されるでしょう？　ねっ？　ああそれにぃ……ゴモドドカゲさんが絶滅した原因……それって……人間さんのせいじゃない？　ねっ……変な工場とかいっぱい作って空気と大地を汚して……なんのためらいもなく森をきりひらき開拓して自然を破壊して……はぁ……。 　ああん……そう思うと……今ママのもとに、人間のお兄さんがあらわれたのは……何か運命的な出会いを感じるわね……ふふっ♪　あっ……駄目ぇ……逃げないでぇ……お兄さぁん……。痛くはしないって言ってるじゃない……ただ実験材料になってもらうだけだからぁ……無理だったら他をあたるからぁ……。 　ねっ……ぬるぬる……むにむに……ぬるぬるぬる……むにむにむにっ♪　ほらぁ……ママの体からねと～～って分泌(ぶんぴ）される粘液でぇ……ぬるぬるぬるぬる……ほら動けない動けない……ふふふっ♪　ねっお兄さん……どうか観念してくださいな……責任……とってください……。 　ゴモドトカゲさんとぉ……それに私達マイマイ族にも……。空気を汚してごめんさいって……。ちゃんとバランスとれた生態系を、自分達のエゴで破壊しちゃったってあやまってください……。ねっ……ほら……責任……ごめんなさい……ごめんなさい……。ごめんなさいごめんなさいごめんさい……。 　僕が悪かったです……。人間にうまれてきてすいません……。僕が全部何もかも悪いです……。だから何でもします……。これからのこと……ちゃんと考えます……。マイマイ族のため……未来のため……。何かできることしたいです……ふふっ♪　ねっ……だんだん気持ちよくなってきたでしょう？　ママの声がどんどん坊やの中に……ふふっ♪ 　くすっ……簡単におちちゃってかわいいわねぇ……。じゃそろそろぉ……今度はこっちの耳に入れてあげるぅ……♪　ぷちぷちむちむちの卵を……。どれくらいがいいかしらぁ……。最初は３０粒ぐらい……いいえ、ちょっと心配だから……１００粒でぇ……んっ……ぐぐっ……ぇ……うぇぇ……んっ♪　ほらぁ……ママのおなかからぁ……卵ぉ……これぇ……坊やの耳の中にいれてあげるぅ……♪ 　ほらぁ……白く透き通ってぇ……キラキラして綺麗でしょう？　これがねぇ……坊やの鼓膜をこえてぇ……脳ミソの奥の奥まで埋め込まれちゃうのよぉ……。ほらぁ……もっと見てぇ……舌の上のぉ……私の赤ちゃん……赤ちゃん……。これ……坊やの脳ミソで……育てて……おねがい……。私達……困ってるの……ねぇ……助けて……んっ♪　ママ……重いおなかをかかえて……路頭(ろとう)に迷いたくないのぉ……だから……お、ね、が、いっ♪　ちゅっ♪　ふふっ♪ 　んっ……ん……。あら……いいのねぇ……ありがとう坊やぁ……。それじゃあ……脳ミソかしてもらうわねぇ……。ママとママの赤ちゃんのためにぃ……本当に感謝してもしきれないわぁ……。んっ……じゃさっそく入れるわねぇ……んんっ……♪　１０粒ぐらいのかたまりを舌先にのせてぇ……んんんんっ♪　って押し込んであげるわぁ……んんんっ♪ 　んっんっ……んんんんっ♪　んん～～～っ♪　ほらぁ……大丈夫よぉ……きっと痛くないはずだからぁ……。ママの唾液が潤滑剤(じゅんかつざい)になってぇ……違和感なくする～～ってすべりこんでいくはずよぉ……♪　ほらぁ……もっといれちゃうよぉ……♪　んっんっ♪　んんんっ♪　んんん～～～っちゅぶっぶぶっ……っちゅうううううっ♪ 　ああんっ♪　頭を左右にぷるぷるってふっちゃってぇ……。卵を入れられるのがぁ……そんなに気持ちよかったのぉ……♪　ふふっ♪　もういけないんだぁ……。下半身が貝殻のぉ……やらしい異種族の卵を脳ミソに受け入れるなんてぇ……。ふふっ♪　もうどうなっても知らないわよぉ……ママ♪。 　ふふっ♪　ふふふふっ♪　ほらぁ……もう何も考えなくていいのよぉ……。卵……卵はいっちゃうぅ……♪　頭の中にぃ……♪　ぞわぞわぐちゅぐちゅってぇ……んっんっ……んんんっ♪　ほらほらぁ……んんんっ♪　もっと押し込まれちゃうぅ……♪　いけないママの卵ぉ……産み付けられておかしくなっちゃうぅう……♪ 　ほらぁ……もう１０粒ずつとか面倒くさいわぁ……ほらぁ……んっ♪　もう残り一度に全部ぅ……５０粒……一気に入れてあげるぅ……ねぇいいでしょ？　いいでしょ？　ほらママがお願いしてるのよぉ……卵……ママの赤ちゃんでぇ脳ミソ満たしてくださいって言いなさい……。ママのためぇ……マイマイ族のためぇ……。 　ママに脳ミソ犯してください……僕の脳ミソはママのものです……。どうか使ってください……あますことなく蹂躙(じゅうりん)してください……。ほら言いなさい……僕の脳ミソはママのものですって……ほら……。入れるわよぉ……♪　頭の中全体にぃ……じゅるじゅるの唾液がからんだぷちぷち卵がとびちっちゃうわよぉ……♪ 　ほらぁ……んっ……じゅぶぶぶぶ……じゅずずずううずっ♪　ああんっ♪　唾液いっぱい出ちゃうぅ……♪　ママやる気いっぱいだから、粘度たっぷりの唾液でがんばっちゃうのぉ……♪　んっ……んんんっ♪　んぶぶうぶぶ～～～っ♪　んんんっ♪　舌もめいいっぱい伸ばしてぇ……脳ミソに直接とどいちゃうぐらいよぉ……ほらぁ……♪ 　ん～～～～～～っ♪　んんん～～～～っ♪　んっ……んんんっ♪　んっ……れろ……れろ、れろれろ……。ああっ♪　ここ……もしかしてぇ……れろぉ……。ふふふっ♪　あ～んここが具合よさそうねぇ……。はぁ～～～い。ここが坊や達のふかふかベッドでちゅよぉ～～♪　栄養たっぷりで弾力もあってぬくぬくでぇ……。 　おぎゃ～～っておきてもいつでも安心でちゅからねぇ……。ふふっ♪　ママはちょっと離れちゃうけどぉ……ちゃんと起きたら知らせるんでちゅよぉ……。あっ、ベッドの寝心地とか美味しさとかもそえてね……ふふっ♪　んっ……じゃあ……そろそろママ……いくね……ばいばぁ～～～い♪ 　んっ……んんっ♪　ほらぁ……お兄さぁん……。んっほら……気をしっかりしてください……。んっ？　ああ気づきましたかぁ……はぁ～～よかったです。無事で…………はい……卵をいれすぎて、死んでしまったのかと思いました……。本当に……無事でよかったです………………お兄さんが………………本当は私の赤ちゃんが無事で……。 　ああっ、いえ何でもありません……ふふっ♪　ふふふふっ♪　と……それはさておき……。卵を植えつけたはいいんですが……マイマイ族の孵化には一週間から二週間ぐらいは通常かかるんですよぉ……。はぁ……気が遠くなりそうですねぇ……。ん……まぁそれくらい待ってもいいんですが……。事はずいぶんさしせまってますからね……。気長に悠長(ゆうちょう)にのほほんしてるわけにはいきません……。 　んっ……ふふ……ふふっ♪　おお神様……今こそマイマイ族に伝わるあの秘技(ひぎ)を使う時がきたのですね……。このマイマイ族がはしくれのクレア……。つつしんで遂行(すいこう)いたしますわ……。んっ……というわけで……ちょっと強引ですが、やらせていただきますねぇ……。 　んっ……んんっ♪　はぁい……パイパイ♪　パイパァイ♪　パイパイ……パイパイ……パイパイパイっと♪　おっぱいゆらしてパイパイパイっ♪　んんんっ♪　え……？　何きょとんとしてるんですかお兄さん……？　これはマイマイ族に代々から伝わるパイパイの舞ですよぉ……。そんな不思議な顔で見つめないでください……。 　パイパイ……パイパイっ♪　パ～～イパイパイっ♪　ふふっ♪　ねぇこれでぇ……卵の孵化時期を一気に短縮しちゃうんですよぉ……すごいでしょう？　パイパイ……パイパイパイっ♪　ふふっ♪　やはり緊急事態ですからねぇ……。人間が駄目駄目ってことになりますとぉ……。おなかの赤ちゃんがよくないことになってしまいますからねぇ……。 　だからぁ……パイパイパイっ♪　パイパイパぁ～～～い♪　パイパイパイっ♪　おっぱいむちむちパイパイパイっ♪　パイパイの舞でぇ……10分もたたずに孵化しちゃうんですぅ……♪　そ～れパイパイパイっ♪　ほらお兄さんももっと近くでパイパイパイっ♪　マイマイ族のためにパイパイパイっ♪　パイパイ……パイパイパイ……♪ 　ほら恥ずかしがらないくださぁい……♪　パイパイ♪　パイパイパイパイ……♪　お顔はさんでパイパイパイ……♪　赤ちゃん赤ちゃん可愛いママの赤ちゃん……♪　早く孵化するんでちゅよぉ……♪　ママに綺麗な顔早くみせてぇ……パイパイ、パイパイ……♪　そぉ～～～～れパイパイパイっ♪　シェイクでパイパイそれそれそれっ♪ 　パイパイ……パイパイパイ……♪　がんばれがんばれパイパイパイ♪　パイパイ……パイパイ♪　だるくてねむくてパイパイパイ……♪　脳ミソくちゅくちゅパイパイパイ……♪　どんどんとろけるパイパイパイ……♪　扉がひらくよパイパイパイ……♪　ほらほら……もう少し……パイパイ……パイパイパイ……♪　おいでおいで……ふふっ♪　パイパイ、パァ～イパイパイパイ……パイパイ、パイパイパイパイパイパイ…………。　 　パイパイパイ……パイパイパァイ……♪　んっ……ふふっ♪　ああ……もうそろそろかしらぁ……ママの赤ちゃんがかえる時間は……。んっ……ああお兄さん……頭の中がぞわぞわしているんですか？　そうなんですね？　ああ……嬉しい♪　早くみたいわぁ……。んっほらぁ……きてぇ……こっちぃ……。 　ママのお口ぃ……キスでぇ……ママにぃ……♪　ほらぁ……脳ミソが本当にとろとろのボクぅ……マイマイ族の苗床(なえどこ)になっちゃったボクぅ……♪　全然苦しくなんかなかったでしょう？　むしろ気持ちいい……♪　トカゲさんと同じよぉ……♪　脳ミソ狂わされてぇ……くちゅくちゅくちゅぅ……♪　 　頭がおかしいのにおかしいのがわからなくなってぇ……ふふっ♪　いけないっていう本能的な感覚はあるのにぃ……もうどうにもとめられなくなってきてぇ……ふふっ♪　ほらぁ……そろそろきちゃうわよぉ……ああっ……ああっ♪　ほらパイパイ……パイパイパイっ♪ 　ぞくぞく……もぞもぞもぞ……ああうごいているのね……赤ちゃんの卵のカバーがぁ……ゆっくりゆっくりひらいていくわよぉ……ほらぁ……うれしいでしょう？　ママがすぐそばにいるのよぉ……。ほらぁ……でておいでぇ……。ママが用意したベッドぉ……きっと栄養たっぷりだと思うからぁ……そこうねうねぐにぐにってしながらぁ……。 　ほらぁ……出てきてぇ……顔みせてぇ……パイパイ……パイパイ……パイパイパイ……♪　あっあっあっ……。あっ……もう出ちゃうんですねぇ……。どこ……からですか？　うふっ♪　やっぱり……お口からかしらぁ？　ほらぁ……ん～～～～ちゅっ♪　ちゅぱっ♪　ちゅぷちゅぷ……パイパイ……パイパイチュッ♪ 　ほらぁ……パイパイキッスでたれながしちゃいなさぁい……♪　とろとろの脳ミソ……とってもいけなぁ～いい射精に似た超快感リバースしちゃってぇ……♪　ほらぁ……♪　チュッ♪　ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷぅ……♪　パイパイ……パイパイ……ほらぁ……もっと舌出してぇ……ああんっ♪　出してぇ……ほらいってぇ……脳ミソ脳ミソ早くぅ……ママの赤ちゃんと一緒にぃ……ほらぁ……んちゅううう～～～～～っ♪ 　んっ……♪　ああのぼってくるのねぇ……いいわよぉ……♪　きてぇ……ママにかわいい顔みせてぇ……♪　あああ～～～～～んっ♪　んっ……んぶぶぶっ♪　んっ……んんんんっ♪　んんんん～～～～あああっぶぶっ♪　んぶぅ♪　んんぶぶぶぶっ♪んっ……んんっ♪　んぁ……んはぁ……♪　あぁ……あんすごいすごい……こんなにいっぱぁい……わぁ……すてき♪ 　ママの赤ちゃん……ああっ♪　よかったぁ……人間の体でもぉ……ちゃんとうまれてきたじゃない……♪　おおよしよし……よしよしよし……♪　しかも入れた分だけしっかり……。ん……これはかなりの苗床(なえどこ)としての適正がありそうねぇ……ふふっ♪ 　と……こうしてはいられないわぁ……。まだまだおなかはパンパンなんだし……もっとこの人間を使って色んな場所で実験をしないと……しないと……んん？　あら……あらぁ？　人間のお兄さん……あら？　……息をしてませんね？　あ。というか……脳ミソの一部分をやられただけでご愁傷様でしたか……はぁ……。人間とは案外もろいのですねぇ……。 　ふふっ♪　ちょっと100粒は入れすぎでしたかね……。次は少し加減をして、実験をしてみないといけませんねぇ……。やはり生きている生物の体でないと……赤ちゃんはきちんと育ちませんからねぇ……。はぁ……これから忙しくなりますねぇ……。人間……人間いっぱい欲しい……マイマイ族のためぇ……ママとママの赤ちゃんのためぇ……きっと協力してくださるでしょうからね……ふふっ♪　ふふふふふ……♪