エンディング
…ふふふ、お帰りなさい。
今日のところは、ここで本を閉じるとしましょう。
どうやら楽しんでいただけたようね。何よりだわ。
貴方の心が、弾んで、ときめいて、光を放って…
最後には優しい力に満ち満ちたのを、感じたわ。
それにしても、フフ、彼女の心を見事に掴んでくれちゃって!
しかも、ハッピーエンドを迎えるなんてね。
私も、自分のことのように嬉しいわ、ええ、とても…嬉しかった。
彼女のこと、大切に想ってくれたのね。本当にありがとう。
フフ、久々に、とーってもエネルギーに満ち溢れた食べ物を頂いたって感じ♪ウフフ、フフフフ♪
え…?どういう事かですって?
あららー?言ってなかったかしらー?
私の力の源…つまり主食はねぇ、人間の心、なのよ。
精神そのものは勿論、喜び・悲しみ・怒り・ワクワク…そして快感や性感・幸福感…さらには、絶望も。
ありとあらゆる感情、心の動きまでもが、私のごはん、というわけ。
食事の効率と、味わいも考慮して、貴方にはエッチなストーリーを提供したけれど、
大正解だったみたいね。私もたっぷり堪能させてもらったわ。
≪ありがとう…お・い・し・かっ・た、わよ?≫ん…ちゅ♪
ねぇ、是非また遊びにいらっしゃいな。
貴方ならいつでも歓迎しちゃうから。
フフフフ、大丈夫よ、貴方は大切な客人だから、
死ぬまで心をしゃぶりつくすような事はしないわ。…多分、ね?フフフフフ…
それじゃ、今日はここでお別れね。
貴方が再び望めば、図書館の門は再び開かれることでしょう…
新たなストーリーを、貴方と楽しめる、その日まで、さようなら。
またお会いできることを、私はここで、楽しみに待っています…