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……ほほーう♪
雨宿りのついでとは言え、賽銭とは、感心関心♪
まったく、最近の若いモンときたら、正月くらいしか神社に寄り付かんからのう……。
……ん? ワラワは何者か、じゃと?
ふふふ、そんな事は言わずとも分かろう♪
逆に、何に見えると言うのじゃ?
0:34
……狐耳に巫女コスプレの、日本文化を勘違いした外人、とな?
うむ! 正解じゃ! ないすとぅーみーつー!
……って、そんなワケなかろうが。
雨の日のうら寂びれた神社に、こんな気合いの入った『こすぷれいやー』とやらが居たら、そっちの方が怖かろうに。
ワラワはじゃな、この神社に祀られておる……ま、お狐さま、というヤツじゃな♪
ほれ、よぅ見てみぃ? この耳も尻尾も本物であろ?
…………ふふん、どうした? ぱたぱた動くワラワの耳と尻尾の可愛さに、腰を抜かしたか?
1:29
……ま、立ち話もなんじゃ。そんな所におらんで、ほれ、こっちに来い♪
そこでは雨はふせげても、濡れた体が冷えてしまうであろう?
客人など久しぶりなのでなぁ♪ ワラワみずから、もてなしてやろうではないか♪
心配せんでも、別にとって喰いやせぬって♪
よいから、はよう来い♪ の?
2:04
……さ、遠慮せず、入れ入れ♪
……ん、なんじゃ? 別に、変わった所のない、普通の和室であろ?
乙女の部屋を、あまりじろじろと見るでないぞ♪ くくくっ……♪
2:21
さて、とりあえず、体を温めねばな。
コタツが出ていれば良かったのじゃがなぁ……。
アレはよいものなのじゃが……巫女たちがすぐに片づけてしまうのじゃ……。
コタツで丸くなっていても文句を言われんという事ばかりは、猫の奴めが羨ましいのう。
……ま、ない物は仕方がない。
とりあえず、濡れた服を脱ぐがよいぞ。
2:55
……ん? なにを照れておる。
当然であろ? そんな恰好でおったら、体が冷えきってしまうわ。
わらわの専門は五穀豊穣(ごこくほうじょう)でな。お主の健康までは守ってやれんのじゃ。
ほれほれ、風邪は引きたくなかろ?
それとも……お姉さんに、脱がしてほしいのかのう? くくくっ……♪
3:26
……うむ、よしよし……♪ 最初からそうして脱げばよいのじゃ♪
……ん? 『ぱんつ』は脱がんのか? ワラワに気兼ねせず、全部脱いでしまってもよいのじゃぞ?
……くくくっ♪ 照れよってからに、初心よのう……♪
ま、よいよい♪
では、そこの布団にな、あぐらをかいて座ってみい?
……よいから、言われたとおりにするのじゃ。
そう、そうしたらな、ほれ、お主の膝の上に、っと……♪
4:10
んー? なんじゃ、鳩が豆鉄砲でも食らったような顔をしてからに?
ふふふ、冷えた体を温めるには、人肌が一番であろ?
ワラワの体温で、温めてやろうというのではないか♪
……向かい合って座る必要はないと?
何を言うておる。お主に背中を向けては、ワラワの自慢の尻尾が邪魔になるであろう?
よいから、じっとしておれ♪
4:49
……の? だんだん、暖かくなってきたであろう?
すぐにぬくぬくになるからの♪ しばしの辛抱よ♪
……んー? なんじゃなんじゃ、落ち着かぬ顔をしおってからに♪
よいのじゃぞ? 何も考えず、ゆるりとせい♪
5:10
今の世の中は、食うには困らんでも、何かとせわしないものと聞いておる。
じゃがたまにはこうして、ゆるりと時間を過ごすのも、悪くはなかろ?
……よし、せっかくのご縁なのじゃ♪
今日はワラワが坊やを、うんと甘やかしてやろう♪
じゃからの、たっぷりと癒されてゆくがよい♪
5:45
……ま、とは言うても、男(おのこ)というのは、昔から甘えるのが下手な生き物であったの。
ふぅむ、ならば……♪
……よし、よし……♪
坊やも毎日、頑張っておるのだな♪
毎日、たくさん頑張って、偉いぞ♪ よい子よいこじゃ♪
6:17
ん、なんじゃ、妙な顔をしおって?
坊やが上手く甘えられないというから、ワラワの方から甘やかしてやっておるのではないか♪
遠慮することはないのじゃぞ?
見た目はこうでも、ワラワの方が坊やよりずぅっと長生きなのじゃからな♪
ほれほれ、もっと近うよれ♪
狐のお姉さんが、ぎゅう~っとしてやろう♪ ぎゅう~っ♪
6:52
……と。……んぅ~?
くくくっ……坊や? これはなんじゃ?
ワラワの股ぐらに、何やら、固いものが当たっておるのう?
……なんと、知らぬと申すか?
ははあ♪ ならばこれは、ヘビでも潜り込んだか♪
では……噛まれる前に、捕まえてしまわねばのう♪ それっ♪
7:24
……んー? おやおや、これはゆかぬ♪
ヘビはどうやら、坊やの肌着の中に潜んでおるようじゃのう……♪
それにほれ、固いような、ふにふにしておるような、奇妙な感触ではないか……♪
おお、どうしたどうした? 蛇をふにふにするのに合わせて、坊やの口から、妙な声が漏れておるのう♪
この蛇はもしや、坊やの体の一部か?
となると坊やは、モノノケのたぐいであったかな?
8:05
……違う? くくく、モノノケはたいてい、そう言うのじゃ♪
それに、ならばこれはなんじゃ? 説明できぬのであろ?
では仕方がない、ワラワが正体を暴いてやろう♪ それ、それ♪ それっ、それっ♪
おうおう♪ にぎにぎすれば、にぎにぎするほど、坊やが悶えておるなぁ♪
どうやらよほどの弱点に違いあるまい♪
では、もっとにぎにぎして…………ん? もう堪忍してくれじゃと?
くくくっ、では白状せい♪
8:50
……勃起♪ してしまったのであろうが? ん?
わらわの胸にぎゅう~っとされて、オスの部分が反応してしまったのであろうが♪
ま、見た目はどうあれ、内面からにじみ出る大人の色香は、隠しきれぬという事かのう?
それとも、ほれ、なんと言ったか?
そうそう、坊やは最近はやりの、『ろりこん』、とかいう奴か? ん~?
9:30
……くくくっ♪ もう、情けない顔をしおって♪
よしよし、別に、怒っているわけではないのじゃぞ♪
ただ、坊やが可愛らしくシラなど切るから、苛めたくなってしまっただけではないか♪
……つい反応してしまったと、素直に言えばよいものを♪
9:55
……そうしたらな、ワラワの手で……慰めてやってよいのじゃぞ……?
……くく、何を驚いておる? 当然であろう?
ワラワの色香で惑わせてしまったからには、ワラワが責任を取るのが筋ではないか♪
……ま、童貞の坊やには、ちぃとばかり、刺激が強すぎる話かもしれんがの?
……ん、なんじゃ? くく、童貞であろう?
別に隠さずともよいぞ♪
10:30
……そもそも、ワラワの姿が見えるのは、清らかな処女か童貞に限るのじゃ♪
誤魔化そうとしても、無意味といてうものじゃぞ?
開き直って、童貞らしく、狐のお姉さんに甘えてしまえ?
……ん、余計な力が抜けたの♪
うむうむ、人間、そこまで見透かされると、もう虚勢を張る気にもなるまいて♪
……ま、童貞にしか見えぬ、など言うのは、もちろん嘘じゃがなあ♪
くくく、坊やったら、あっさり騙されてしまいおって♪ 愛い奴め♪
11:20
……あん、もう、怒るでない♪
ちぃとからかっただけではないか♪
第一、ワラワをあざむこうとするからいかんのじゃぞ?
狐のお姉さんと化かし合いなど、百年早いというものよ♪
11:35
……それにな? 言うてるであろ?
せっかくのご縁ではないか♪
坊やには、狐のお姉さんに全てをさらけ出して……♪
無防備に甘えて、心行くまで、癒されて行って欲しいのじゃ……♪
じゃからほれ、意地も見栄も張らず、神頼みしてみい?
狐のお姉さんに慰めて欲しいです、とな♪
……ちゃんと言えたら、神様がちゃーんと、叶えてやるぞ……♪ ほれ……♪
12:20
…………んむ♪ よく言えたのう♪ 偉いぞ坊や♪ ぎゅう~っとしてやろう♪
よしよし♪ よい子よい子じゃ♪
ワラワを頼ってくれて、ありがとうなぁ♪
では、ご褒美にその願い♪ お狐様が聞き届けてやろう……♪