なでなでしてあげる
「おねえ~ちゃ~ん」
//お姉ちゃん仰向け 妹ちゃんはお姉ちゃんの右手側に
「お・ね・え・ちゃーん」
「あっ、お姉ちゃん、起きてたー」
「それじゃあ……お邪魔しまーす」
//布団もぞもぞ
「お姉ちゃん、今日もお疲れ様ー。今日も疲れたでしょー?」
「うんうん、お姉ちゃん頑張り屋さんだもんねー。いっぱい頑張ったの、ちゃんと分かってるよー」
「っていうか、頑張りすぎたでしょー? 何かいつもより疲れた顔してたもんねー」
「ええっ!? あ、あれで隠してたつもりだったのー!?」
「なーんて、冗談冗談ー。他の人には分からなくても、私にはちゃんと分かっちゃうんだからねー、えへへー」
「というわけで、お姉ちゃん、2回目になっちゃうけど、今日もお疲れ様でしたー」
「それじゃあ……お姉ちゃん疲れてることだし……寝よう寝ようー」
「おやすみ、お姉ちゃん」\
「……なーんて、冗談だよー? だ・か・ら、モジモジしてそんな目をしないでー」
//妹ちゃん、身体ごとお姉ちゃんのほうを向く
「はーい、お姉ちゃん、今日もいっぱい頑張ったからー」
「頑張ったねー、お姉ちゃん。よーしよしー、ご褒美に、なでなでしてあげるー」
//お姉ちゃんのほうを向きながら右手で頭を撫でる
「えへへ、お姉ちゃんの髪の毛、今日もさらさらで気持ち良いねー」
「外だとあんなにシャンとしてるのに、こんなに可愛いお顔をするなんて他の人、知らないよねー、えへへー」
「お姉ちゃんの甘えたお顔、可愛いから好きー。お姉ちゃん、可愛いー」
「……私以外にこんなに可愛いお顔見せたらダメだからねー? 他の人に見せたらもうこうやって良い子良い子してあげないからねー?」
「でも、こうしてるときじゃないシャンとしてるときのお姉ちゃんも好きだよー?」
「かっこいいなーって思うし……こう、ドキっとすることもあるかもー?」
「えへへっ、恥ずかしくなると頬をぷくーって膨らませるその癖も、知ってるのきっと私だけだよねー」
「さらさらしてて良い匂いがして、すっごい触り心地の良いお姉ちゃんの頭をナデナデ出来ちゃうのも私だけだもんねー」
「……あー、でも美容師さんとかには触られたりするけど……それはまあ、仕方無いかなー。お仕事だもんねー、美容師さんは」
「はいはいー、私も他の人の頭は撫でないよー。お姉ちゃんの頭専門店だから大丈夫だよー」
「お姉ちゃんー? そんなに嬉しそうな顔されると……私まで嬉しくなってきちゃうよー? ドキドキしてきちゃうよー?」
「……ん? 抱っこー? うんっ、良いよー? おいでおいでー?」
//お姉ちゃんの頭を胸元に持ってきて抱きしめ
「よーしよしー、お姉ちゃん、甘えん坊なんだからー」
「……(くんくん/弱め)、やっぱりお姉ちゃんの髪の毛、良い匂いだよねぇ」
「同じシャンプーとかコンディショナー使ってるはずなのに、何故かお姉ちゃんのほうが良い匂いしてるよねー」
「(くんくん/弱め)、はぁー(ため息)……本当に……良い匂い……」
「オレンジの爽やかな香りのはずなのに……なんだか甘くて美味しそうな匂い……」
「(くんくん)、はーっ……良い匂い(小声)」
「…………あっ、ご、ごめんなさいお姉ちゃん!! く、苦しかった!? 大丈夫!?」
「あんまり良い匂いだったから……つい……あ、あははっ……」
「お姉ちゃんは昔から良い匂いしてたような気がするなあ。小さい頃から、良い匂いっ」
「……そういえば昔は逆だったよねー。私がお姉ちゃんにナデナデされてばっかりだった気がするっ」
「気がするっていうか、バッチリ覚えてるから間違いないよー。いつも抱っこして撫で撫でしてもらってたなあ」
「……あっ、べ、別に私がナデナデするのが嫌いとかじゃなくて!! お姉ちゃんをナデナデするの、凄く好きだからー!!」
「……後で、私もナデナデしてほしいなーっ、なんちゃってー」
「あとでー、私が頑張ったらー、ご褒美にー、し・てー?」
「ねー? お姉ちゃんー。よーしよしー、良い子良い子ー。お姉ちゃんは良い子だねー
「(子守唄)」
「……ねね、おねーちゃーん?」
「えーっと……そろそろ……良いかなー?」