翌朝
【茜】
「ふぁ、あ……んぇ……えへへ、おはよー……んー、まだちょっとぼーっとしてるかもぉ……今、何時ぃ?」
【葵】
「もうすぐ10時よ。そろそろお昼の特番が始まる時間ね」
【茜】
「あ、お姉ちゃんもおはよー……うう、そっかぁ……なんか、もったいない事したかも……せっかくお兄ちゃんとこうしていられるのに、そんな寝ちゃったんだ……」
【葵】
「ふふ、普段なら確かにそうよね……でも、お正月で何の予定も無いし、むしろこういう風にゆっくりするのも良いんじゃないかしら?」
【茜】
「そう? そうかなぁ? んー……まぁ、そだね。たまにはいっかぁ……ところで、なんか良い匂いしてる?」
【葵】
「お雑煮の出汁、温めたの。茜も食べるでしょ? お餅はいくつにする?」
【茜】
「え、えっと……ふ、ふた……3つ!」
【葵】
「本当に良いの? あまりお雑煮食べちゃうとおせち食べられないわよ?」
【茜】
「え、えっと……じゃ、じゃあ、2つにして足らなかったら……そうだ、お兄ちゃんから分けて貰うっ」
【葵】
「もう……足らなかったら作り足すわよ、ふふ……ん、それじゃあ改めて……」
【葵】
「明けましておめでとう、今年もよろしくね♪」
【茜】
「明けましておめでとう、今年もよろしくねっ」
;3秒程度間